iPhoneでハイレゾ音楽を聴こう
iPhoneでハイレゾ音楽を聴くには、ハイレゾ音源・ハイレゾ対応DAC・有線接続のイヤホン・ヘッドホンの3つが必要です。
ハイレゾ音源を聴けるサービスも増えて、高音質な音楽が身近になりました。
iPhoneの音楽プレーヤーアプリは使い勝手がよくて、音楽を愉しむ道具としてとても便利です。
ハイレゾの高音質な音楽をiPhoneで聴くための、音源・DAC・イヤホンについて情報をまとめます。

ハイレゾ音楽とは?
ハイレゾというのは、ハイレゾリューション(高解像度)の略で、CDを超える音質の音源のことを言います。
音の情報が豊富なので、音楽を演奏している現場で表現される細かなニュアンスや雰囲気まで伝わります。
圧縮音源では失われているところです。
どれくらいの解像度の音なのかは、「24bit/192KHz」のように、ビット深度とサンプリング周波数で表現されます。ちなみにCDは、16bit/44.1KHz です。
CDの解像度については、人間の聴覚の特性を研究して決定されたものですが、当時の技術的な限界との兼ね合いもあったと思います。
個人的な印象としては、サンプリング周波数については44.1KHz で充分かなぁと思いますが、ビット深度については16bitか24bitかではだいぶ違うと感じます。ビット深度が24bitか32bitかでははっきりとした違いはないかなぁと思います。
ハイレゾについて詳しくは、こちらの記事でどうぞ。
ハイレゾ音楽サービス
ハイレゾ音源を聞く方法は、大きく分けると2種類あります。
一つは、ハイレゾ音源に対応した音楽ストリーミングサービスを使うこと。これが手軽だし、いろいろな曲を聴けるのでおすすめですね。
二つ目は、曲単位のダウンロード販売です。お気に入りの曲だけ購入して、気合いを入れて聞く場合などに使えます。
ハイレゾ聴き放題のストリーミングサービス
ハイレゾ音源が聴き放題になる音楽ストリーミングサービスは、Apple MusicとAmazon Music Unlimitedです。日本で使える高音質な音楽配信サービスは、この他にDeezer Hi-Fiというサービスもありますが、こちらはCD音質でハイレゾではありません。
まだ音楽配信サービスに加入していない場合は、下記のどちらかに登録しましょう。
- Apple Music に登録する
- Amazon Music Unlimited に登録する
どっちを選んだら良いのか迷う場合は、これらが参考になるかも。
ハイレゾ曲単位のダウンロード販売
楽曲単位でハイレゾ音源を購入できるサービスは、下記があります。
アクセスするのは無料ですので、自分の好きな曲やアーディストを探してみて、使い勝手が良いものを選んでください。
iPhoneでハイレゾ音楽を聴くには
iPhoneでハイレゾ音楽を聴くには、ハイレゾ音源に対応したDACと、有線接続のイヤホン・ヘッドホンが必要です。
DAC というのは Digital Audio Converter の略で、音源のデジタルデータを音というアナログな空気の振動に変換する役割を持つチップのことです。
iPhoneでは、無線接続のイヤホン・ヘッドホンでハイレゾをそのままの音質で聴くことはできません。AACで圧縮されてからイヤホン・ヘッドホンに送られますので、その時点でハイレゾではなくなっています。
Lightning 接続のDAC
iPhoneで使うなら、Lightning端子に接続するDACが手軽です。
iPhoneのLightning端子に機器を一つ接続するだけという最小構成で使えます。ただし、MFiというAppleの認証を受ける必要があって、高性能なDACを搭載していたとしても出力は 24bit/48KHz に制限されてしまいます。
制限があるとはいっても高音質なので、その制限はそんなに問題ではないと思います。
CDの音源が 16bit/44.1KHz なので、それよりも高解像度ですね。
というわけで、24bit の音が聞ける Lightning 接続の DAC で充分かな。
Accessport 2 は、音楽を聴きながらiPhoneの充電もできます。
最高音質で聴くなら USB 接続のDAC
USB 接続のDACの場合、AppleのMFi認証による制限を受けませんので、搭載しているチップの最大性能で出力できます。
Apple MusicやAmazon musicの最高音質で聞きたい場合はUSB DACが必要です。
USB から Lightning端子に変換するアダプターが必要になりますが、その代わり高解像度なDACを使えます。
USB-C 接続のDACは、値段が安くて高性能なものが多くあって、選択を楽しめます。
ここで紹介しているDACは最大で 32bit/384KHz の出力が可能で、値段が安いのに高音質です。特徴を詳細にレビューします。
JINGHUA Type-C to 3.5mm アダプターは、ほぼ変換アダプターという小ささで驚きの高音質。自分的な外出時のメインDACになっています。音の性格は原音に忠実な設定です。
ボータブル型のDACで、最高音質だと全力でオススメしたいのがQuestyle M12。アナログっぽい優しさの音で、据え置き型も顔負けの満足感があります。音の性格は原音に忠実な設定です。
iBasso DC05は、元々の設定が低音強めで元気のいい音を聞かせてくれるポータブルDACです。原音に忠実な音を好む人には不満を感じる部分もありますが、モニター向けのヘッドホンとかイヤホンをリスニング向けに大復活させます。
USB-C to Lightning アダプター
USB-C DAC をiPhoneで使うには、OTGに対応した変換アダプターが必要になります。
Amazon など通販サイトで探しても、OTGに「対応していない」と書いてある変換アダプターはたくさん見つかりますが、「対応している」と書いてある製品はなかなかありません。
人柱レポートで動作確認をした製品がこれ↓
ケーブルを横向きに出せるアダプターもあります。縦向きと違って、ポケットや鞄に入れるときにケーブルが邪魔にならなくて便利。
ハイレゾ対応イヤホン・ヘッドホン
ハイレゾ対応イヤホンで、まず試してほしいのが通称「ピヤホン」です。「値段のワリには」みたいな枕詞はいらないくらい、いい音を聞かせてくれますので全力でオススメしてます。ちなみに、自分的メインです。
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