LAM搭載小型Lightning DACでApple Musicロスレス・ハイレゾを感動的な高音質に!オウルテックOWL-CBLTF35LT01
Apple MusicとかSpotifyとかAmazon Prime Musicといったストリーミングサービスの普及で、色んな音楽を気軽にたくさん聴けるようになりました。さらに、Apple Musicがロスレス・ハイレゾに対応して高音質音源が身近になりました。
そうするとちょっと欲が出るもので、もう少し高音質に楽しみたいな〜と思いませんか?
最小限の支出で95%の普通のユーザーが満足できる音楽視聴環境を紹介します。
ストリーミング音楽を最小限の支出で高音質に聴く方法
いい音を経験してしまうともう元には戻れなくて、よりいい音で聴きたいとエスカレートしてしまいます。それをオーディオ沼にハマると言いまして、金銭感覚が狂い始めると非常識な金額のオーディ機器を購入しちゃったりするんですよね。
過去の自分への反省も込めて、最小限の支出で大多数の人が満足できる機器類を紹介します。
この組み合わせを用意してしまえば、もうそれ以上の出費をする必要はないと思いますよ。
おすすめはLAM搭載Lightning接続DACアンプ
LAM (Lightning Audio Module) というのはApple製のパーツで、オーディオデータをLightning端子からロスレス(何も失わない)で出力できる技術です。
通常はLightning端子からDAC (Digital Analog Converter) にオーディオデータが渡されて、人が耳で聞く音(アナログ)に変換されます。音声データがLightning端子に渡されるとき、そのまま出力されるのではなく、システムの音源と混合されて出力されます。これによって、音楽を聴きながら電話やメッセージの着信音も聞こえるという仕組みになっています。
この出力の際に音声データが一部ロス(失われる)してしまうんですね。失われる音楽データは大凡20dBと言われています。音楽好きならこれは大きな変化だな!って思いますよね。ロスがあるデータをどんなに高性能なDACで音声に変換しても失われた部分はどうしようもありません。なので、Apple Music や Spotify をメインに考えるなら、LAM未対応の高いDACを買うよりWALKMANを買った方が幸せになれると思います。
iPhoneでサブスク・ストリーミングで音楽聴くという条件に話を戻すと、LAMを使って音源データをそのままDACに送ることで、音源データ本来の実力を発揮した音を聞くことができるようになるんです。
個人的には、ハイレゾ音源じゃなくても、LAMでロスレス出力することで高音質になると感じています。AACで圧縮した音源でもLAMを使うことで臨場感や透明感がある音になるんですよ。
いや、ほんと、高いお金を払ってハイレゾ音源を買わなくても、すごくいい音が聴けるんです。
でもお高いんでしょ?
実際、ハイレゾ対応DACは、高音質なものを求めるとかなりの金額になるんですけど、6,000円ほどでLAM搭載のLightning接続DACでかなりいい音が聴けます。
オウルテック OWL-CBLTF35LT01LAMの規格で 24bit/48Khz の出力なんですけど、AppleがiOSのバージョンアップで将来的には 24bit/96Khz に対応するなんていう可能性もあります。そう、ソフトウェアのバージョンアップでLAMの出力性能も向上する可能性があるんですね。
でも、あえて言おう!24bit/48Khz で充分であると!
いや、ほんと、要らんですよ。それ以上のサンプリング周波数。個人的に思うその根拠は、ハイレゾについて解説した記事に書いてますのでご参照ください。
イヤホン・ヘッドホンも買った方がいい
アンプ側がどんなに高性能でも、実際に音を出すスピーカー部分に充分な性能がないと残念な感じになります。
こちらも納得がいくものを追い求めるといくらでもお金をかけられるんですけど、どれを買ったらいいのか見当がつかないという人にはピヤホン2をお勧めします。
→ ピヤホンHi-Unit HSE-A2000PNは感動の高音質イヤホンで、ハイレゾにも空間オーディオにもオススメです
3,600円ほどで購入できますが3万円クラスのイヤホンと肩を並べるといっても過言ではない高音質です。ピエール中野さんがチューニングを監修したという事で買ってみたんですけど、音が良すぎてこれしか使わなくなってしまいました。
iPhoneの音楽戦闘力が大幅アップ
オウルテックOWL-CBLTF35LT01 + ピヤホン2 = 9,000円位
オウルテックOWL-CBLTF35LT01 + MDR-1AM2 = 28,000円位
このどちらかの組み合わせで、iPhoneの音楽戦闘力が大幅に上がります。
iPhone + Apple Lightning-イヤホンアダプター + EarPods の戦闘力を100とすると、上記の組み合わせでiPhoneの音楽戦闘力が1,000位になると思います。
で、もっと高いハイレゾアンプとか、もっと高いヘッドホンとか色々あって、平気で5万円とか10万円とかそれ以上の金額になってしまうんですけど、それで得られる戦闘力は1,050位だよな〜と思うんです。
オーディオ沼って、5%とかそれ位の戦闘力向上にすげぇ金額を投じる趣味なんですよね。
その価値がある変化だと思う人は納得いくまでいろんな製品を試してみたら良いと思うんですけど、この最小限の支出で充分な効果がある組み合わせで音楽を楽しんでおいて、浮いたお金を別のことに使った方が幸せになれると思います。
上記の組み合わせは、DAC側もイヤホン・ヘッドホン側も脚色が少ない素直な音なので、ジャンルを問わずいい音で聴けます。
それでいて臨場感や空気感はしっかりあるので、大多数の人が満足できる音になると思います。
敢えて例えれば、MacBook Pro のヘッドホン端子に、Audio MIDI 設定アプリを使って機器セットを作成すると、すごく高音質になることで知られている裏技があるんですけど、それと同等レベルといって過言ではないという印象です。
そして、音楽ストリーミングだけじゃなくて、YouTubeとかApple Musicのミュージックビデオも高音質になるので、使い方が大きく広がります。
沼の出口か入口か
僕は過去にそれなりの金額をオーディオに投じてしまいましたが、結論としてたどり着いたのが48KHz/24bitで十分なのでロスレスで再生することでした。
これ、本当にお勧めですよ。
この組み合わせよりもいい音のDACやヘッドホンなんかいくらでもあるんですけど、出費はかなり大きくなってしまうと思います。でも、値段差がそのまま音質の差にはならないんですよね。
それでもっといい音を!って追求し始めるとキリがないので、沼にハマってしまいます。
ということで、悪いことは言わぬ。このオススメの組み合わせを試してみてくださいな。
オウルテックOWL-CBLTF35LT01 の音質以外のメリット
- オウルテックOWL-CBLTF35LT01 の本体にLightning端子があるので、音楽を聴きながら充電することもできます。これは便利。
- 加えて、オウルテックOWL-CBLTF35LT01 にボリュームボタンがあるので、iPhoneの画面がスリープ状態のままでも音量を変更できるのも便利です。
- 地味なところでは、Lightning端子と本体をつなぐケーブルが布巻きでしっかりしています。
これ系の製品を色々使ってきたのでなんとなくわかるのですが、ケーブルの接続部分での断線には強いと思います。割と簡単にケーブル接続部分で断線してしまう製品が多いので、値段が安い+見た目がチープではあるんですけど高品質だと思います。 - Apple Lightning-イヤホン端子と比べてかなり大きくなってしまいますが、それでも一般的なUSB-DACを使うよりはずっと小さいです。
オウルテックOWL-CBLTF35LT01 の欠点
とても素晴らしい音を聴かせてくれる製品なんですけど、唯一の欠点としては、無音の状態から音が出る状態に切り替わる時、「ブツっ」という大きな音が出ます。
これがなかなか不快なので、修正して欲しいなと思います。
それ以外は素晴らしいです。ちょっと見た目と手触りはチープな感じですけどね。
Apple Musicが対応してハイレゾが身近に
以前はハイレゾ音源がそれなりのお値段だったで、良い音で音楽を聴きたいと思ったら結構な出費が必要になりました。
Apple Musicが追加料金なしでロスレス・ハイレゾ音源に対応したので、良い音で音楽を聞ける環境がグッと身近になりました。
オウルテックOWL-CBLTF35LT01 のような、安価だけれど十分に高音質なDACを追加すると、さらにハイレゾ音楽を楽しめるようになりますぜ。
オウルテック OWL-CBLTF35LT01その他、iPhoneでハイレゾを楽しむための情報はこちら↓