【感動の高音質】ピヤホン2 ハイレゾにも空間オーディオにもオススメ【Hi-Unit HSE-A2000PN】
「値段のワリには」のような枕詞は不要、音楽を聴くことが楽しくなる高音質イヤホンです。作っている人たちによる、音楽を楽しんでほしいという心意気が感じられます。
有線ピヤホン2の最大の特徴は、小さな筐体から驚くほど深くて重い低音が、広い音場に響き渡りることです。その低音が他の音域を引き立たせるので、いろんな音が鮮明です。
ハイレゾにも空間オーディオにも全力でオススメしたいので、以下で詳しく紹介します。
実際、いわゆる高級イヤホンを差し置いて、僕のメインイヤホンになりました。
敢えて言おう、音響機器は値段が高い製品ほど良い音が聴けるという考えは迷信であると。

ピヤホン製造メーカーについての豆知識
ALPEXは、大阪に本社を置くオーディオアクセサリーのメーカーです。会社設立が1985年とのことなので、既に40年を超える歴史があるメーカーなんですね。
そして、e☆イヤホンは、イヤホンやヘッドホンといった音楽関連機器を販売する専門店。
ALPEX と e☆イヤホンが、「求めやすい価格帯でリスナーの感動を深めるイヤホン」を作りたいというコンセプトで設立したコラボブランドが Hi-Unit。
そして、Hi-Unitのコンセプトに共感して、人気バンド「凛として時雨」のドラム・ピエール中野氏がチューニングを手がけたイヤホンの通称が「ピヤホン」です。
凛として時雨と言えば、楽曲の音に強いこだわりがあることでも知られていますし、ピエール中野氏は驚異の聴覚の持ち主なので、チューニングを手がけたイヤホンの音質に期待が高まりますよね。
ハイレゾにも空間オーディオにもオススメ!感動の高音質イヤホン
オーディオ機器ってなんとなく、値段が高い物ほど良い音が聴けるという“信仰”があると思うんですけど、実際にはそんなことないんですよね。
イヤホンの「音質」というのは感覚的なもので、個人の好みの影響も大きいので、必ずしも値段の高さや世間様の評価とは比例しないと思っています。
なのですが、販売価格で5千円を超える製品と安い製品では差があるという傾向が見られるのも事実。
低価格帯の製品は雑なものが多いんですよね、残念ながら。
それから、「重低音」をウリにした製品って、オーディオ機器メーカーのものも含めて、低音域がうるさいだけで下品な音になっているのがほとんどです。(感想には個人差があります)
そんなわけで、個人的には5千円未満のイヤホンってあんまり信用してないというのが正直なところです。
それで、Amazonで3,000円台で購入した有線ピヤホン「Hi-Unit HSE-A2000PN」を聴いてみたら、予想を良い方向で完全に裏切られて、感動の高音質イヤホンでした。
ALPEX Hi-Unit HSE-A2000PN(ピエール中野モデル)

iPhoneにUSB DACを接続して、ピヤホンHSE-A2000PNをつないで、いつもどおりApple Musicのハイレゾ音源でお気に入りの音楽を鳴らしたとき、ズドーーーンという低音が最初に来て
ピヤホンよ、おまえもか…
って一瞬思ったんですけど、さにあらず。
小さな本体からは想像できないような、深くて重い低音が響きます。体で振動を感じていると錯覚するような重低音なんですが、他の音域を全く邪魔していない。
むしろ、中音域や高音域を引き立ててます。
高音域のキラキラした感じや、ささやかに重ねられている音もクッキリと聞き取れます。
まずはこの解像度の高さとキレの良さとバランスをとるセンスの良さに感動!
ヘッドホンのような音の広がりに感動
キレや解像度の高い音に感動した後は、オーバーイヤー型のヘッドホンみたいな音の広がり方にも感動しました。
こんなにも空間的な広がりを感じられるイヤホンは、高級機にも珍しいですよ。
解像度の高いイヤホンって、耳の中とか頭の中で音が鳴っている感がある製品が多いですが、耳の外から音が聞こえてくるような錯覚をする広がりを感じます。
この特性がすごく良い感じで、空間オーディオの音にも効果的です。
AirPods Proと比べても負けてないと感じるくらい、しっかりとした立体感があります。
ピヤホンで空間オーディオを楽しめる設定はこちらの記事で。
→ Apple Music 空間オーディオを全イヤホンに対応する設定
音楽を聴くのが楽しくなるイヤホン
有線ピヤホンHSE-A2000PNを購入してからずっと、普段使いとして使っています。
解像度が高いイヤホンって、長時間聴いていると音を聞くのがしんどくなったり、飽きたなぁという感じになることがよくあります。音疲れってやつです。
ピヤホンではそれがない。
解像度が高くて細かい音もしっかり聞き取れるくらい情報量が豊富なのに、聞き疲れがない。
これは有線ピヤホンの大きな特徴だと思いますね。
作っている人たちの、音響や技術に関する知識自慢は後ろに追いやって、使う人たちに音楽を楽しく聴いてほしいと真剣に考えて作った結果が、この独特な疲れない音に結実したんだと想像してます。
しばらくピヤホンを使ってから、他のイヤホンを使ってみると、なんとなく心地よさが違う。で、ピヤホンに戻ってくる。
使えば使うほど、良さがジワジワとしみこんでくるイヤホンです。
ケーブルとマイクだけは残念
サクラじゃないのかと疑われそうなくらい大絶賛している有線ピヤホンですが、ケーブルだけはちょっと残念だなと思ってます。
有線イヤホンの欠点は、自分が動くとケーブルが当たったりこすれたりするときに発生する「タッチノイズ」が耳に響いてくることです。特にカナル型のイヤホンではこれがうるさいことが多い。
ケーブルの被覆の材質などでけっこう軽減できるのですが、たぶんコストがかかるんでしょうね。
有線ピヤホンHSE-A2000PNは、ちょっとタッチノイズが大きめです。
ここはちょっと不満なんですけど、専用のクリップが付属していて、自分の服にケーブルを固定することで、タッチノイズはかなり軽減できるので安心です。ピエール中野氏のイラストが描いてあるのもなんか嬉しい。

あと、ボタン部分にマイクが内蔵されているので、有線ピヤホンを通話にも使えます。ZoomとかTeamsで会議をする機会も増えたし、通話に使えるのはありがたい。
ただ、マイクの音量は小さめのようです。AppleのEarPodsと同じ感覚で使っていると、相手側で聞き取りにくいみたいで聞き返されることが多くなりました。
イヤホン部分の音質はそのままで、ケーブルとマイクだけ変更して、3,000円くらい高い上位版とか出たら買います。
全力でオススメ
いい音で音楽を聴けるイヤホンがほしいな、と思ったら、まず試してほしいイヤホンです。
きっと、他を試してみる必要はないなと思うくらい、満足できると思います。
個人的に、奥さんには言えないお値段の高級イヤホンも数本持っていますが、有線ピヤホンHSE-A2000PNを買ってからは完全にこれがメインになりました。
この記事の中で解像度がどうとか色々と御託を並べましたけど、はっきり言ってそんなのはどうでも良い。
音楽を聴いていて心地よい、音楽を聴くのが楽しい。
これがピヤホンの神髄です。
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