【極上ハイレゾサウンド】お手頃高級DAC Audiolab USB-C ヘッドホンアンプ P-DAC

2022/11/23

iPhoneアプリの便利さはそのままに、高音質な音楽を聴きたいと思いませんか?

イギリスのオーディオメーカー Audiolab の USB-C ヘッドホンアンプ P-DAC は、アメリカESS社が開発した上級機向けDACチップES9018を採用した、高音質なオーディオアダプターです。

ES9018は、かつて高級オーディオ機器にこぞって搭載されたDACチップで、どうやったら音質が良くなるのか音響技術者たちによって研究され尽くしています。

今や最高のハイレゾサウンドが手頃な価格で手のひらに乗っちゃいます。

自分的「買って良かったと思うものランキング」で常に上位に君臨し続けるほど満足感が高いですよ。

Audiolab P-DAC: USB-C接続ヘッドホンアンプ

Audiolab は、イギリスのオーディオメーカーです。

高級なオーディオアンプなども人気な製品ですが、スマートフォンで使えるポータブルアンプも販売しています。

スマートフォン向け製品の P-DAC は、USB-C で接続するので充電が不要。iPhoneに接続するだけで最高のサウンドを再生できます。

特徴は

  • かつて高級オーディオ機器にこぞって採用された ES9018 DAC チップで極上ハイレゾサウンド
  • 繊細さと迫力が両立していて、濃密でまさに高級感という音質
  • 充電不要でiPhoneに接続するだけ
  • 小さくて軽いので毎日持ち歩ける

この音が8,000円で手に入るとか、イカれた価格破壊ですね!
(僕が買ったときは8,000円くらいで安い!と驚いていたのですが、さらに値下がりして美味しいお値段になってますな!)

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ES9018 DAC チップで極上ハイレゾサウンド

搭載しているのはES9018というDACチップ。

技術オタじゃない大多数の人は「だから何?」って思ったのではないでしょうか。

反対に、技術オタな人は思わず「おおっ!」という声が出てしまったのではないでしょうか。

アメリカESS社が開発した高音質なDACチップで、かつては数十万円クラスの高級オーディオ機器にこぞって搭載されました。

デジタル音楽の再生機器としてどんな設計をすると音質が良くなるのか、ノイズが減るのか、これでもか!というほど技術者たちから研究され尽くしているDACチップです。

設計・発売から年数が経過していて、今となっては古いDACチップですが、これほどまでに多くのエンジニアから徹底的に研究されるDACチップはもう二度と登場しないのではないかと思います。

チップの最高性能としては32bit/500kHzなのですが、消費電力を抑えるためなのかヘッドホンアンプ製品としてのスペックは最大24bit/192kHzと、今となってはやや控えめの数値です。控えめなスペックではありますが、身近なハイレゾ音源であるApple MusicやAmazon Music Unlimitedの最高音質がこの設定です。

最近の機器類と比べて数値では控えめとはいっても、チップも製品も設計が良いのでデジタルハイレゾオーディオの細部と迫力のある低音を完璧に再現できます。

実際の所、スペックだけは高い 32bit/384kHz の製品と聴き比べると、明らかに P-DAC の音像が豊かな場合がほとんどです。というか、P-DACより良い音で音楽を聴きたいのであれば、10万円クラスの DAP とかになるんじゃないかと。

デジタルオーディオも、搭載するチップが新しければ良いというものではないのだなと実感させられました。

繊細さと迫力が両立 濃密で高級な音質

かつての高級デジタルオーディオプレーヤーに使われまくったDACチップだけあって、とても上品な音です。

高音域の響きが消える間際の余韻が繊細ですね。これは実際に聴いて体験してもらうしかないのですが、高級感のある音ってこういうことだよね!と実感します。

それでいて、低音域に深みと奥行きがあります。

低温にしっかり厚みがあるので、イヤホンを使って音楽を聴いていても上等なスピーカーから音が出て空気を振動させているような雰囲気を感じる音になります。これぞハイレゾ。

でも、やはりイヤホンよりはヘッドホンで聴きたい。そう思わせるような音の良さです。

特に味付けのない素直な傾向の音なんですけど、低音の深みと迫力があるのでモニターヘッドホンで聴く音楽も楽しくなります。

音質というのは個人の感性や好みに強く影響されるので、有名どころの販売店やライターなどのレビューもあんまりアテにはならないものではありますが、高級感のある音ってのを体験してみようという興味だけで手が出せる手頃な値段ではないでしょうか。

全体に癖がない音なので、音楽のジャンルや曲調に合わせてイヤホンやヘッドホンを変える楽しさもあります。

ハイレゾ音源のストリーミングに対応している Apple Music や Amazon Music Unlimited を最高音質で聴けるのに加えて、ハイレゾには対応していない Spotify の音も良い感じにアップグレードしてくれます。

空間オーディオはハイレゾではないのですが、P-DAC を通して聴くと立体感を維持しつつ繊細さが加わって、何段階もアップグレードされた感じになります。この空間オーディオのアップグレード感にはハマりますよ!

DAP (デジタル音楽プレーヤー) の必要性を限りなくゼロに近づけてしまう音質です。

iPhoneに接続するだけ

一般的なUSB メモリよりもかなり小さくて軽いです。表面の金属光沢には高級感があって、使う人の満足感を高める効果があると思います。

iPhoneから給電されるので充電不要で、接続するだけで使えます。

iPhone本体の他にDACも電源の管理をするってのはちょい面倒なものなんですが、充電いらずなので手軽で便利。さぁ音楽を聴くぞ、となったときにバッテリー切れで使えねぇということがありません。

消費電力も小さくて、iPhoneのバッテリーがどんどん減っていくという感じにもなりません。

そしてなんと言っても、お気に入り音楽アプリの使い勝手の良さをそのままに、最高レベルの極上ハイレゾサウンドを楽しめるわけですよ。音楽再生専用機の中にはP-DACよりも良い音の製品もありますが、音楽を聴くときの操作性はいまいちなことが多いんですよね。

iPhoneの便利さそのままで超絶アップグレードした音になるんだから最高です。

Lightning 変換アダプターが必要

USB-C 端子で接続しますので、Lightning端子搭載のiPhoneで使うには変換アダプターが必要になります。

Lightning 変換アダプターについては、こちらの記事をご参照ください。

ハイレゾに必須!iPhoneでUSB-C DACが使えるLightning変換アダプター

iPhoneでハイレゾUSB-C DACのケーブルを横向きに使えるLightning変換アダプター Audirect LTOC OTG Adapter

手のひらにちょい贅沢を

この上質な音の良さはぜひ体感してほしいというレベル。さすがは高級機向けDACチップ。

アルミの本体も高級感があります。デザインの良さもあって、光沢に感じる高級感が良い味付けになっています。たぶん写真ではこの雰囲気が伝わりにくいのが残念。ぜひ実物を手に取ってみてほしいですね。

音楽を聴いているときも、ぐんぐん熱くなるということもあんまりないですね。ほんのり暖かくなる程度。安物のポータブルDACには機器やiPhoneがガッツリ熱くなる製品が結構あるので、P-DAC はかなり丁寧に設計していると感じます。

iPhoneのバッテリーもガンガン減っていくという感じでもないです。

ただ、ケーブル部分はちょっと長いかな。もう少し短い方が邪魔にならなかったかも、という印象です。

付属する専用ケースも高級感があって良いんですが、表側にP-DAC本体、裏側にUSB-C端子を収納すると、ケーブルがびろーんと長いのがちょい不格好。

ある程度ケーブルの長さがあって柔軟に動く方が端子部分に負荷をかけないという面もあるので、耐久性を考慮してこの設計にしたのかな、と思います。同様の製品を色々使ってきて、このケーブルは断線しやすそうだなというのがなんとなく解るんですけど、P-DAC は耐久性がありそう。

何にしても、これほど満足感の高いDACがこの値段で手に入ることが驚きです。良い意味で頭がおかしいと思う丁寧な設計と破壊的な価格設定です。

家にいる時間も増えたし、ゆったり音楽を聴くときにちょい贅沢な音で楽しみましょう。

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