Apple Musicイコライザのおすすめな使い方で音質向上
Apple Musicで音楽を聴いていて、もう少し元気のいい感じにしたいなとか、キラキラした感じにしたいなと思うことはありませんか?
イコライザーの設定を変更することで、希望の音質に近づけるとより音楽を楽しめます。
とはいえ、どの設定を選べばいいのか迷いますよね。iPhoneに標準搭載されているイコライザーの設定を全て紹介します。

- 1. Apple Musicのイコライザーで音質向上
- 1.1. アコースティック (Acoustic)
- 1.2. 低音を増やす (Bass Booster)
- 1.3. 低音を減らす (Bass Reducer)
- 1.4. クラシック (Classical)
- 1.5. ダンス (Dance): 重低音好きな人向き
- 1.6. ディープ (Deep): 音疲れしにくい優しい音
- 1.7. エレクトロニック (Electric)
- 1.8. フラット (Flat)
- 1.9. ヒップホップ (Hip Hop)
- 1.10. ジャズ (Jazz)
- 1.11. Late Nigh
- 1.12. ラテン (Latin)
- 1.13. ラウドネス (Loudness)
- 1.14. ラウンジ (Lounge)
- 1.15. ピアノ (Piano)
- 1.16. ポップ (Pop)
- 1.17. R&B: 重低音好きな人向き
- 1.18. ロック (Rock)
- 1.19. Small Speakers
- 1.20. Spoken Word
- 1.21. Treble Booster
- 1.22. Treble Reducer
- 1.23. Vocal Booster
- 1.24. Eargasm Explosion
- 2. 音楽を楽しもう
Apple Musicのイコライザーで音質向上
イコライザーを使って好みの音に調整する方法を紹介します。
Apple Musicの場合: iPhoneの設定アプリ > ミュージック > イコライザ
Spotifyの場合: 歯車マーク > 再生 > イコライザ
と進んで、好みにあった設定を選択します。
イコライザーといえば、チャンネルをいじって音の要素を自由に変更する機能をイメージする人も多いのではないかと思いますが、iPhoneではあらかじめ設定されたものの中から選択できるだけで、自分で調整することはできません。
不親切なことに、Apple Musicの場合は名前しか見ることができないので、各チャンネルをどんな設定にしているのか確認できないんですよね。
iPhoneに設定されているイコライザの設定名と調整内容について、Mac の Apple Music の画面をサンプルとして掲載します。
画像の左側が低音域で、右側が高音域です。チャンネルを上に動かすとその音域が強調、下に動かすと抑制されます。真ん中が標準の設定です。
一番左の「プリアンプ」で全体的な音の大きさを調整しますが、iPhoneではいじれない部分ですね。
アコースティック (Acoustic)

アコースティックは、名前からするとエレキギターとか電子楽器ではない、アコースティック音源の音楽を聴く時用な印象を受けますが、実際にはほぼ万能な設定です。曲のジャンルとか関係なく、この設定一発で大抵の音楽が生き生きとした印象になります。
特に空間オーディオとの相性が良くて、僕の場合はAirPods Proで立体音響を楽しみたい時はアコースティックを基本にしています。
低音を増やす (Bass Booster)

低音を強調する設定。オープンエアのイヤホン(EarPodsとかAirPods)などを使っていて、低音が弱いと感じる時に使うと効果的。
低音を減らす (Bass Reducer)

ズンドコな感じが好みではない場合とか、難聴を予防したい場合におすすめ。
クラシック (Classical)

名前はクラシック音楽向けとなっていますが、いろんなジャンルの音楽の迫力が増す設定です。ただ、ボーカルの音域が抑えられているので、歌を楽しみたい場合は別の設定にした方がいいですね。
ダンス (Dance): 重低音好きな人向き

低音が強調されて、全体的に元気のいい感じになります。
Macで人気の Eargasm Explosion という設定が好きな人は、とりあえずこれを試してみてください。
ディープ (Deep): 音疲れしにくい優しい音

低音域が強調されていて、高音域が抑えられている設定。BAドライバーを使ったカナル型のイヤホンを使う時にこの設定にすると、かなりいい感じになります。音疲れしにくい印象です。
最近の音源は、どちらかというと高音域を少し強調している傾向が強いので、硬い感じの音になりがちです。アナログレコードとかカセットテープの音が優しいと感じる場合、この設定を使うと幸せになれるかもです。
エレクトロニック (Electric)

高音域がキラキラな感じの設定です。80年代のエレクトリックサウンドとかをイメージした印象。
フラット (Flat)

イコライザーをオフにしたのと同じ。イコライザーの設定を色々試していて、なんかよく判らなんなーとなったときにこれにして聴き比べるとか。
ヒップホップ (Hip Hop)

ベースの低音よりもドラムの低音をイキイキさせたい時にこれ。
ジャズ (Jazz)

クラシックほどボーカルが遠のく感じではなく、全体的に上品にまとまった印象の音になります。
Late Nigh
画像なし。電車に乗っていて音漏れが心配な場面とかでおすすめの設定。
ラテン (Latin)

キラキラと派手な印象になります。小さめのイヤホンとかで使うといいかも。
ラウドネス (Loudness)

とにかく低音モリモリが好きなんだ!という人向け。難聴の心配があるのでボリュームは上げすぎないことをお勧めします。
ラウンジ (Lounge)

しっとりと音が反響するラウンジをイメージした調整。ライブ音源と相性がいいと思います。
ピアノ (Piano)

ピアノ曲向けという名前ですが、ロックやポップスで使ってもノリの良い印象になります。この設定もわりと万能です。
ポップ (Pop)

ボーカルの音域が強調されているので、推し声優のアニソンとか楽しむ時に良いと思います。
R&B: 重低音好きな人向き

ベースが空気を震わせて腹にズンズン響く感じが好きな人向け。ウーファーが大きいスピーカーで聴く時に使うと迫力が出ます。
これは完全に私見ですが、重低音を売りにしたイヤホンとかヘッドホンって、あんまりいい音の製品が多くないと思うんです。低音好きな人は、モニター向けとされるフラットな音質のイヤホンとかヘッドホンを買って、この設定にするといい感じになると思います。
AirPods Proで低音がもっと欲しいな、と思う人なんかもこれがいいかも。
ロック (Rock)

低音好きな人がダイナミックドライバーのイヤホンを使う時にいい感じの設定です。
Small Speakers

高音域がちょっと刺さる感じがするなぁという小さめのスピーカー向けとなっていますが、シングルBAドライバーのイヤホンとの相性がめちゃ良いです。あと、オープンエアタイプのヘッドホンとも相性が良いですね。
Spoken Word

語学学習など、人の声をよく聴きたい時に使います。
Treble Booster

高音がキラキラとする設定。70年代〜80年代のカーステレオでこんな感じの音設定が流行ったかも?というイメージです。
Treble Reducer

高音を抑えた設定。こんなの何に使うの?って思いますよね。屋外でイヤホンやヘッドホンを使うと、騒音で低音域がかき消されて少し軽い感じの音になると思いますが、そういう場面で低音を強調するのではなく、高音を少し抑え気味にするとバランスが取れていい感じになります。通勤・通学とか屋外でよく音楽を聴く人はお試しあれ。
Vocal Booster

ポップよりもさらにボーカルに集中したい設定。低音の抑制が強まっている分、男性でも女性でもボーカル域が引き立つ設定です。
Eargasm Explosion
ちなみに、Mac/PC のApple Music (iTunes) で人気の設定 Eargasm Explosion はこちらです。Spotifyのイコライザはチャンネル数が少ないですが、頑張ってこれに近づけるといい感じになります。iPhoneのApple Musicでは使えないのが残念です。

音楽を楽しもう
いかがでしょう。
今回使ったのはMac版のイコライザーの画像ですが、設定のイメージが掴めたのではないでしょうか。
低音を強調したい場合はどれを選んだら良いか、ボーカルをはっきりと聴きたい場合はどれを選んだら良いか、目安になると思います。
できれば、iPhoneでも各チャンネルを自由に調整できるようになって、Eargasm Explosion を作れたらいいなぁと思うんですけどね。