AirPods Pro/Maxでステレオを空間化して立体音響に変換

2022/01/30

Apple Musicは空間オーディオに対応していて、ドルビーアトモスで提供されている楽曲は、映画館の立体音響のような音に包まれる感覚が楽しめます。

ハイレゾ音源もその場の空気感や立体感を感じられますが、もっとわかりやすく臨場感を感じます。

日本のアーティストはドルビーアトモスへの対応にあまり積極的ではなくて、空間オーディオで提供されている邦楽は少ないのが残念です。

でも、「ステレオを空間化」という機能があるので、全ての曲を立体音響にできます。

探しものは何ですか?

空間オーディオについて

空間オーディオはApple Musicの目玉機能で、ドルビーアトモスに対応した曲は、まるで映画館のスピーカーから流れる立体音響のような臨場感を楽しめます。

人間が実際に音を聴くときには、壁や地面など周囲の物体から反響した音も同時に感じていて、まっすぐに届いた音と反響とのズレで空間の立体を感じています。反響を機械的に作り出すことで、脳が立体的な場所で聴いている音だと勘違いする、というのが立体音響の仕組みです。

ハイレゾ音源だと、圧縮音源との違いを感じるためにはそれなりの機材への投資が必要ですが、空間オーディオは立体感や臨場感を簡単に感じることができて、誰でも高音質化の恩恵を受けることができます。

空間オーディオを楽しむために専用の機材は不要で、iPhoneで設定するだけで普通のイヤホンやヘッドホンでも圧倒的な立体感を感じられます。

空間オーディオを味わってしまうと、通常のステレオ音源が物足りなくなってしまいます。全ての曲が空間オーディオに対応してくれたらいいのに。

と思っていたら、全てのステレオ音源を空間オーディ化する機能があります。

ステレオを空間化とは

Apple Musicの中の空間オーディオに対応していない楽曲や、Apple Music以外の音楽サービスの楽曲を、通常のステレオ音源から擬似的に立体音響に変換する機能です。

立体音響化の効果は素晴らしくて、空間オーディオ対応曲と比較しても全然負けていません。

まるで頭の外で音が鳴っているような錯覚があって、スピーカーから出る音楽をベストポジションで聴いているみたいな感じです。

これは使わないという選択はないですね。

ステレオを空間化する方法

ステレオを空間化する機能は、コントロールセンターから設定します。

コントロールセンターを呼び出す

音楽を再生した状態で、コントロールセンターを呼び出します。

ホームボタンがない機種の場合、画面の右上から画面の中央に向けて、指でシュッとこすります。

ホームボタンがある機種の場合、画面の下から上に向けて、指でシュッとこすります。

ボリュームコントロールを表示

コントロールセンターのボリーム調整を長押し(指でタップして、1~2秒ほど触ったままにする)します。

ボリューム調整バーが拡大表示されて、その下にノイズキャンセルの設定と、ステレオを空間化という設定が表示されます。

空間オーディオの設定を選択

ボリューム調整バーの下の「ステレオを空間化」というボタンをタップすると、空間オーディオの設定の選択が表示されます。

選択項目は3つ。

  • オフ: 普通のステレオ再生
  • 固定: ステレオを立体音響化
  • ヘッドトラッキング: 立体音響化+ダイナミック・ヘッドトラッキング = 空間オーディオ

オフは文字通り、通常のステレオでの再生です。

固定は、ステレオ音源を立体音響化してくれますが、ダイナミック・ヘッドトラッキングは行いませんので、立体感の補正が行われていません。その代わり、音楽を聴きながら横を向いても、音が聞こえる方向が変わりません。

ヘッドトラッキングでは、ステレオを立体音響にして、さらにダイナミック・ヘッドトラッキングも行います。ジャイロセンサーを使った音響の補正が行われるので、空間オーディオとしての立体感が感じられます。音楽を聴きながら横を向いても、元々の正面側から音が聞こえてくるように変化します。

ダイナミック・ヘッドトラッキングの詳細についてはこちらの記事をどうぞ。

選択肢の中から好みの設定を選びます。これでステレオ音源を空間化して、立体音響で楽しむ準備ができました。

ステレオを空間化の立体音響効果

ステレオを空間化の効果は絶大で、はっきりと立体音響のような雰囲気に変化したことが感じられます。

通常のステレオ音源をイヤホン・ヘッドホンで聴くと、音が頭の中で広がっているような感じですが、空間化すると頭の外で音が出ているみたいに感じます。

奥行きのある音の雰囲気が素晴らしく、実際の空間オーディオのような雰囲気に感じられます。

ただ、ドルビーアトモスで提供されている本当の立体音響音源の曲を、ステレオを空間化機能で立体化して聞いてみると、同じにはなりません。

本物の空間オーディオの臨場感にはなりませんが、めちゃくちゃ効果的な「高音質化」技術であることに間違いありません。

ステレオを空間化に対応したイヤホン・ヘッドホン

ステレオを空間化機能を使うためには、対応するApple製イヤホン・ヘッドホンが必要です。

  • AirPods(第3世代以降)
  • AirPods Pro
  • AirPods Max

対応機種を持っている場合、全てのステレオ音源を空間化して立体音響を楽しめます。

そう、Apple Music専用の機能ではないんです。Spotify、Amazon Music、YouTube Music など、ステレオで提供されている全ての音源で立体音響を楽しめます。素晴らしい!

探しものは何ですか?