AirPods Proが片耳しか聞こえない:原因と対処法【修理費用も解説】

AirPods Proを耳に入れたのに、片耳からしか音が出ない。そんなとき、「壊れた?」とすぐ修理に出す前に試してほしい対処法があります。

実際のところ、片耳が聞こえなくなる原因の大半は設定のズレ・汚れ・一時的な接続エラーで、自分で直せるケースがほとんどです。この記事では、原因の見極め方から順番通りに試せる8つの対処法、それでも直らないときの修理費用まで解説します。

症状別:原因の見当をつける

まず症状を確認して、どの対処法から試すか絞り込みましょう。

症状 考えられる原因 最初に試す対処
片耳のバッテリー表示が0%またはなし 充電ケース接点の汚れ・接触不良 対処法2(接点掃除)
両耳とも充電OK・片耳だけ音が出ない Bluetooth接続エラー/設定ズレ 対処法1(再接続)→対処法3(バランス確認)
片耳の音が極端に小さい スピーカーメッシュの耳垢詰まり 対処法2(スピーカー掃除)
使っている途中で片耳が突然切れる 自動耳検出センサーの誤検知 対処法5(耳検出オフ)
上記に当てはまらない ソフトウェア不具合/本体故障 対処法1から順番に試す

よくある5つの原因

1. 充電ケース内の接点汚れ

最も多い原因です。AirPods Proをケースに出し入れするたびに耳垢や皮脂がケース内の金属端子に蓄積し、片耳が充電されない状態になります。充電できていないと、次に使う時に片耳のバッテリーが0%になり音が出ません。

2. スピーカーメッシュの詰まり

耳に直接触れる部分のスピーカーメッシュに耳垢が詰まると、音量が片耳だけ極端に小さくなります。「音が出ない」というより「ほとんど聞こえない」という感覚になるのが特徴です。

3. iPhoneの音量バランス設定のズレ

アクセシビリティ設定で左右の音量バランスを調整できる機能があり、これが何らかの理由で中央からズレると、片耳の音量が0に近くなります。AirPods Pro自体は正常でも、iPhone側の設定が原因のケースです。

4. Bluetooth接続の片耳エラー

AirPods Proは左右がそれぞれ独立してiPhoneと通信しています。片耳だけ接続に失敗すると、充電は正常でも音が出ません。ケースを開閉したときや、複数デバイスと接続を切り替えたあとに起きやすいです。

5. 自動耳検出センサーの誤検知

AirPods Proには耳に装着されているかを感知するセンサーがあり、外れたと誤認識すると再生が止まる場合があります。使っている途中で片耳が突然切れる場合はこれが疑われます。

対処法1〜5:まずここから試す

対処法1:ケースに入れて30秒待ち、再接続する

両方のAirPods Proを充電ケースに入れ、蓋を閉じて30秒待ちます。その後、iPhoneの近くで蓋を開けると自動的に再接続されます。一時的な接続エラーはこれだけで解決するケースが多いです。

対処法2:充電ケースとスピーカーメッシュを掃除する

充電ケース内の接点(金属端子):乾いた綿棒でケース底面の金属端子を優しく拭きます。汚れがひどく充電できていない場合は、無水エタノールを綿棒に少量湿らせてから拭くと効果的です。実際に消毒用エタノールで試したところ充電が復活したケースもありましたが、消毒用エタノールには水分が含まれるため、接点へのダメージを避けるために無水エタノールの使用をおすすめします。

AirPods Pro本体のスピーカーメッシュ:イヤーチップを外し、乾いた綿棒でメッシュ部分を優しく拭きます。本体への水分・液体の付着は故障の原因になるため、エタノールを含む液体は使わず、必ず乾いた綿棒で掃除してください。

掃除後は数分乾燥させてからケースに戻し、再接続を試してください。

対処法3:iPhoneの音量バランスを確認する

  1. 「設定」を開く
  2. 「アクセシビリティ」をタップ
  3. 「オーディオ/ビジュアル」をタップ
  4. 「バランス」のスライダーが中央(L・Rの中間)にあることを確認する

スライダーが左右どちらかにズレていると、その方向の音量が0に近くなります。中央に戻すだけで片耳の音が復活することがあります。

対処法4:iPhoneのBluetoothをオフ・オンする

  1. 「設定」→「Bluetooth」を開く
  2. スイッチをオフにして5秒待つ
  3. 再度オンにする
  4. AirPods Proをケースから取り出して再接続する

コントロールセンターでBluetoothをオフにしても完全には切れません。必ず設定アプリから操作してください。

対処法5:自動耳検出をオフにして確認する

「使っている途中で片耳が突然切れる」症状に特に有効です。

  1. 「設定」→「Bluetooth」を開く
  2. AirPods Proの横にある「i」ボタンをタップ
  3. 「自動耳検出」をオフにする
  4. オフの状態で片耳から音が出るか確認する

オフにしても直らない場合は、センサー以外の原因です。確認後は電池節約のためオンに戻しておきましょう。

対処法6〜8:それでも直らない場合

対処法6:iPhoneとの接続を解除して再ペアリングする

  1. 「設定」→「Bluetooth」を開く
  2. AirPods Proの横の「i」をタップ
  3. 「このデバイスの登録を解除」をタップ
  4. 両方のAirPods Proを充電ケースに入れ、蓋を閉じる
  5. 30秒後、蓋を開けてiPhoneの近くに持っていく
  6. 接続画面が表示されたら「接続」をタップ

対処法7:AirPods Proをリセットする

接続情報を含むすべての設定が初期化されます。対処法6と組み合わせて試してください。

  1. 両方のAirPods Proを充電ケースに入れ、蓋を閉じて30秒待つ
  2. 蓋を開ける
  3. ケース背面の設定ボタンを、ステータスランプがオレンジ色に点滅するまで長押しする(約15秒)
  4. ランプが白色に点滅したらリセット完了
  5. iPhoneの近くにケースを持っていき、接続画面が表示されたら「接続」をタップ

ステータスランプはケース前面にあります。蓋を開けた状態で操作することでランプの点滅を確認しながらリセットできます。

対処法8:iOSとファームウェアをアップデートする

AirPods Proのファームウェアはケースに入れてiPhoneのWi-Fi接続中に自動更新されます。しばらくケースに入れたまま放置してから試してみてください。iOSのアップデートは「設定」→「一般」→「ソフトウェア・アップデート」から確認できます。

修理が必要かどうかの判断基準

以下のすべての対処法を試しても改善しない場合、本体の故障(スピーカーの物理的損傷・内部回路の不具合)が考えられます。

チェック項目 結果 判断
対処法1〜5を試した 直った 修理不要
対処法1〜5を試した 直らない 対処法6〜8へ
対処法1〜8をすべて試した 直らない Appleへ修理依頼
落下・水没の心当たりがある 物理故障の可能性大・修理へ
充電ケースに入れても充電されない 接点故障またはケース故障

Apple修理の費用と申し込み方法

保証状況 修理費用
購入から1年以内(製品保証期間内) 無償
AppleCare+ 加入中 3,700円(年2回まで)
保証切れ(片耳のみ交換) 10,780円
保証切れ(充電ケースのみ交換) 10,780円

※料金は変更になる場合があります。最新の情報はAppleサポートでご確認ください。

修理は配送修理(申し込みから返却まで約7日)とApple Store持ち込みの2通りがあります。片耳だけ壊れている場合、左右それぞれ単体での交換が可能です。

修理の申し込みはApple サポート(AirPods)から行えます。シリアル番号(ケースに記載)を事前に手元に用意しておくとスムーズです。

まとめ

  • 片耳が聞こえない原因の多くはケース接点の汚れ・音量バランスのズレ・Bluetooth接続エラー
  • まず対処法1〜5(再接続・掃除・バランス確認・Bluetooth・耳検出)を順番に試す
  • それでも直らない場合は対処法6〜8(再ペアリング・リセット・アップデート)を試す
  • すべて試して直らない場合は本体故障。修理費用は保証外で片耳10,780円

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