おすすめ音楽ストリーミングの音質を比較してランキング

2021/01/25

音楽が聴き放題のサブスク型ストリーミングサービスは便利ですが、音質で選ぶならどこがいいんだろう?って気になりませんか。

一般的な音楽視聴環境で比較して、ストリーミングサービスの音質を自分基準で勝手にランキングしました。

使用したイヤホン

最近は完全ワイヤレスのイヤホンを使っている人も増えていると思いますが、Bluetoothのイヤホン・ヘッドホンはその機器に依存して音質が決まるので、今回は対象にしていません。

以前はiPhoneに付属していた、EarPodsと同価格帯の有線イヤホンで聞いています。

静かな場所で使う分には、EarPodsはなかなか良い音だと思うのですが、本体に付属しなくなった今となっては音楽を聴く目的で購入するかというと疑問があるので(通話用には超おすすめです!)、カナル型のイヤホンを高校生や大学生でも買える価格帯で選択しました。

使用したイヤホン
Co-Donguri Brass
final E2000

あんまりお金はかけたくないけど、できればいい音で音楽を聴きたいと思ったら、この二つのどちらかを選んでおけば大丈夫。

最初はAppleのLightning-ヘッドホンアダプターを使って比較しようと思ったのですが、音に違いが無すぎたのでLAM搭載のDACを使いました。

音楽ストリーミングの音質ランキング

名前音質備考
Apple Music 空間オーディオSSSDolby Atmos による立体音響
Apple Music ロスレス・ハイレゾSSSロスレス 24bit/48kHz(最高): ハイレゾ 24bit/192kHz(最高)
mora qualitas HRSSハイレゾ音源 24bit/96Khz(最高)
Amazon Music HD (Ultra HD)S+ハイレゾ音源 24bit/192Khz(最高)
mora qualitas (無印)SCD音質ロスレス 16bit/44.1Khz
Apple Music (Apple Digital Master)SAAC 256kbps: 24bit/48Khz
Amazon Music HD (HD)A+CD音質ロスレス 16bit/44.1Khz
Apple MusicAAAC 256kbps: 16bit/44.1Khz
SpotifyAMP3 320kbps: 16bit/44.1Khz

完全に個人の主観で評価しています。

【追記】Apple Musicの空間オーディオ・ロスレス・ハイレゾのどれも、他社サービスと比較して頭が一つ抜き出ていると思います。【追記ここまで】

ハイレゾ音源のストリーミングサービスであるmora qualitasとAmazon Music HDは流石という感じです。満足感の高い音質です。なんですが、同じ条件で聞いてもどこかmora qualitasの方が心地いい感じがします。といっても、気の所為レベルの違いですが。

特筆すべきはApple MusicのDigital Masterで、とても空気感のある音ですね。「ハイレゾ相当の音質」と名乗ることを俺が許す!って感じです。

Digital MasterではないApple MusicとSpotifyでは、音質的な違いはほぼないですね。若干ですが、Apple Musicの方が低音域に厚みというか奥行きみたいなものがある印象で、Spotifyの方が高音域が綺麗な感じがするんですけど、大きな違いはないです。

音楽ストリーミングの料金

名前月額(税込)備考
mora qualitas2,178
Amazon Music HD1,980 → 980
1,780 → 780
1,483
通常(2021年6月に値下げ)
Prime会員(2021年6月に値下げ)
プライム会員年額払い
Apple Music980値段据え置きで空間オーディオ・レスレス・ハイレゾの全てが利用可能
Spotify980
LINE MUSIC980

mora qualitasの料金表示は税別なのでAmazon Music HDと同じなのかと勘違いしますが、消費税を含めるとちょっと高くなります。

Amazon Music HD は、プライム会員が年額払いをすると、ハイレゾじゃないストリーミングサービスに約500円の追加で済むのは魅力ですな!

どれを選んだらいいの?

【追記】Apple Music一択です。値段据え置きで空間オーディオ・ロスレス・ハイレゾに対応しましたが、空間オーディオが革命的な音楽体験です。スピーカーから出る音を聞いているかのような、自然な音空間に包まれます。また、ロスレス・ハイレゾの音質も、空気感や臨場感があって他社のハイレゾと比較して格上な感じがします。【追記ここまで】

聴きたい曲がApple Digital Masterで提供されているなら、Apple Musicのコストパフォーマンスが最高です。

ただ、邦楽ではまだ、Digital Masterになっている曲が少ないので、日本の曲を中心に聴いている人にはちょっと残念な状況ですね。洋楽はもう、ほとんどの曲がDigital Masterで提供されていて、通常のAACになっている曲を探すのが難しいくらいですので、洋楽を中心に楽しんでいる人には良い選択でしょう。

プライム会員の人が年額払いするなら、Amazon Music HDは魅力です。

とはいっても、通常のAACのApple MusicもSpotifyも、音が悪くて音楽として楽しめないということはなく、気軽に色んな音楽を聴きたいというニーズには十分な選択だと思います。

というわけで、音源の質にも拘りたいならAmazon Music HD、金額を抑えて楽しみたいならApple MusicかSpotifyのどちらかで使い勝手が好みに合う方、という選択が良いのではないでしょうか。

ハイレゾ音源ストリーミングのサブスクについては、別の記事で詳しく書きましたのでご参照ください。

おすすめの音楽視聴環境

できるだけいい音で音楽を聴きたいと思ったら、とりあえず有線のイヤホンを購入しましょう。

最近のBluetooth製品もすごく良くなっているんですけど、やはりまだ有線接続には音質的なメリットがあります。

有線接続なら3千円台で買えるイヤホンで十分です。ちょっと前だと、このレベルの音質のイヤホンを買おうと思ったら数万円の出費を覚悟する必要がありました。いい時代になったもんです。
Co-Donguri Brass
final E2000

有線のイヤホンをiPhoneに接続するためにはLightning-ヘッドホンアダプターが必要になるんですけど、この部分の音質への影響は大きいので、ちょっといいDACを搭載したものをお勧めします。

千円ちょっとで買える変換アダプターより、3千円〜5千円くらいで買えるDACの方が良いですよ。

詳しくはこちらをどうぞ。