Evernoteが基盤から再設計してメジャーアップデート
Evernote が1年半にわたって取り組んできた「基本に立ち返る」計画の最初の成果として、基盤から再設計したメジャーアップデートを公開しました。
Evernoteメジャーアップデートの改善点
2018年に Evernote が公開されて以来、着実にユーザーの支持を広げていったように思われましたが、迷走とも言える状態を経て技術面と製品面における課題が積み重なり、以前のアーキテクチャは古めかしいものとなっていました。
初期からのユーザーから見たら、あんまり使わない機能を追加してアプリの動作がどんどん重たくなって、本来の目的のメモを取るという作業の効率を低下させていました。
今回の基盤からの再設計で、以下の改善があったそうです。
- シンプルで一貫性のあるインターフェース。すべてのデバイスで、直感的なデザインに統一され、同じように動作します。
- 新しくなったノートエディタ。読みやすさが改善され、編集機能も多彩になりました。以前より細かく編集できる見出し機能、複数のオプションが選べるハイライトと新しいチェックリストの形式、より使いやすくなったツールバーと Web クリップの編集機能、簡単になったリンク管理など、使い勝手が向上しています。
- スマートで強力な検索機能。検索語句の入力時にリアルタイムで検索候補が表示されるようになりました。人物、タグ、添付ファイルなどで検索結果を絞り込むことも可能です。さらに、よく使う検索条件は簡単に保存できます。
- 安定性が向上した基盤。アプリケーションの土台となる基礎部分を再設計したことで、新しい Evernote はスムーズに自動同期され、アプリも自動的にアップデートされます。また、基盤が一新されたことで、今後の機能開発が迅速に進められます。
新しいEvernoteを使ってみて
実際、動作が軽快になったように感じました。
とにかくメモを書き始めたいんだ!という場面では、これまではEvernoteは選択肢にならないという印象でしたが、大きく改善されたな、と感じました。
そういえば、エバーノートが登場した初期の頃は、何でもかんでもとにかくEvernoteに保存して、必要になったらEvernote内で検索すればいいや、という使い方をしていたことを思い出しました。
逆にいえば、最近はそんな使い方には向かないようなアプリになってしまっていたということですよね。
今ではSpotlightで検索すると必要な情報を見つけて思い出すことができるので、シンプルで動作が軽快ですぐに使い始められるアプリを使うようになっていて、標準搭載のメモ.appの出番が増えていました。
また原点に帰った感じがして、Evernoteがメモアプリの主役に返り咲きそうな雰囲気を感じました。
ダウンロード
Evernote 10.0(無料)(掲載時)カテゴリ: 仕事効率化, ユーティリティ
販売元: Evernote – Evernote(サイズ: 135 MB)
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