Amazon MusicをiPhoneで味わい尽くす – 空間オーディオとハイレゾを満喫できる

2022/02/20

Amazon Music は日本では利用者が多い音楽配信サービスですが、他にはないメリットがあります。

ハイレゾ音源と空間オーディオに対応していることも大きなメリットですが、ミュージックビデオが好きな人には全力でお薦めのサービスです。

Amazon Music Unlimited について

Amazon Music Unlimitedの基本機能を確認してみましょう。

9,000万曲が聴き放題

提供されている楽曲の数は、9,000万曲とされています。

当然全部聴けるわけではないのですが、登録されている曲数が多いと言うことは、マイナーな曲も網羅されている可能性が高いと言うことになります。

有名どころの曲だけ聴ければ満足という人も多いだろうと思いますが、聞いてみたら感性にバッチリはまるという曲との出会いがあるかもしれませんので、多いに越したことはありません。

Amazon Music Unlimitedでは、他の配信サービスと曲数では同等ですので、どこにも負けていません。

空間オーディオ対応曲が豊富

空間オーディオは、ドルビー・アトモスと360 Reality Audioが主流です。

他社の音楽配信サービスでは、このどちらかに対応しているものが多いのですが、Amazon Musicでは両方に対応しています。

その分、空間オーディオに対応した楽曲の数が多いので、お目当ての曲が立体音響になっている可能性が、他よりは高いということになります。

例えば、個人的に気に入っているジャズの名曲「Take Five」は、Apple MusicではCD音質でしか提供されていませんが、Amazon Music UnlimitedではUltra HDに加えて360 Reality Audioで提供されています。

この曲、立体音響だと圧倒的な空気感があって最高です。

ハイレゾ音源が聞ける

Amazon Music Unlimitedでは、CD音質をHD、CDを超える解像度の音質を Ultra HD と呼んでいます。

提供されている9,000万曲が全てHDで、Ultra HDも数百万曲を超えているとされています。

Ultra HDの曲もどんどん増えているので、メジャーな曲の多くは対応済みになっているようです。

正確な比較はできていないのですが、Apple MusicではまだCD音質でしか提供されていない曲も、Amazon Musicでは Ultra HD になっているものが多いという印象があります。個人的に。

金額

個人プラン: 月額980円
個人プラン(プライム会員): 月額780円
ファミリープラン(6人まで): 月額1,480円

非プライム会員の個人プラントファミリープランは、Apple MusicやSpotifyと同額です。Deezer HD の日本向け個人プランは月額1,480円ですので、Amazon Music Unlimitedの方が安いですね。

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Amazon Music Unlimited の特徴

金額面では他社サービスと大差ないAmazon Music Unlimitedですが、どんなメリットがあるのでしょうか。

ミュージックビデオをすぐ観れる

Amazon Music Unlimitedの最大の特徴は、ミュージックビデオが気軽に観られることだと思います。

他の音楽配信サービスと同様に、プレイリストやお薦めされた曲を選択します。

音楽データの他に、ミュージックビデオもある曲の場合、画面左上に切り替えボタンが表示されます。

ここをタップするだけで、すぐにミュージックビデオに切り替えることができるんですね。

聴き始めた曲のミュージックビデオがどんな感じなのか気になることもありますが、その場で動画に変えられる。

これは便利。

Spotifyではそもそもミュージックビデオは提供されていません。

Apple Musicの場合は、音楽データと動画データは別の扱いになっているので、ミュージックビデオを観たい場合はミュージックビデオの検索をする必要があります。

ここはAmazon Music Unlimitedを使う大きなメリットですね。

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空間オーディオとハイレゾの切り替え

空間オーディオとハイレゾ音源の切り替えも、音楽を再生しながら可能です。

音楽再生画面に表示されるアートワークの下、曲タイトルの上に

  • DLBY ATMOS
  • 360 Reality Audio
  • ULTRA HD

といった表示があります。

ここをタップすると、空間オーディオ音源とステレオ音源(HD, Ultra HD)との切り替え画面が表示されます。

この画面からワンタップで変更できます。

これも便利。

Apple Musicでも空間オーディオとハイレゾ音源の切り替えが可能ですが、設定アプリから何階層も入っていって設定を変更する必要があります。めんどくさい。

ここもAmazon Music Unlimitedを使う大きなメリットですね。

しかも、今どの解像度で出力されているのかも、この画面で確認できます。USB DACをつないでいる場合なんかは、その性能をこの画面で見れるんです。

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空間オーディオ・ハイレゾ対応曲が見つけやすい

Amazon Music Unlimitedの場合、曲のリスト表示の時にも

  • DLBY ATMOS
  • 360 Reality Audio
  • ULTRA HD

といった音質に関する情報バッジが表示されます。

これ見るだけで、再生をする前にどの音質なのかわかります。

Apple Musicの場合、再生を開始してアートワークが表示されてからじゃないと確認できません。

Amazon Music Unlimitedのデメリット

ここまで紹介してきたように、Amazon Music Unlimitedには他の音楽配信サービスと比べて工夫された使い勝手があります。

でも、一つだけデメリットがあります。

本当の空間オーディオではない。

そう、Dolby Atmosや360 Reality Audioの技術を使った立体音響のデータが提供されていますが、最適化の補正が行われていないんですよ。

Apple Musicの場合、ダイナミック・ヘッドトラッキングの技術を使って立体感の最適化をしています。

360 Reality Audioの場合、専用のアプリで耳を撮影して、AIをつがって個人向けの最適化を行っています。

立体音響の音源 + 最適化の補正 = 本当の空間オーディオ

なんです。

Amazon Music Unlimitedでは、2種類の立体音響技術が提供されていますが、どちらに対しても最適化の補正は行っていないので、厳密には「空間オーディオ」ではなくて「立体音響」です。

補正があるとひと味違った立体感になるので、最適化補正にも対応してほしいですな。

全力でお薦めです

Amazon Music Unlimitedは、音楽配信サービスの全部入りです。

そして、その全てに簡単にアクセスできるように、ユーザーインターフェースが工夫されていて、とても使いやすいです。

音楽配信サービスをどれにしようか迷っていて、まだどれにも有料サービスの登録をしていないのであれば、Amazon Music Unlimitedを全力でお薦めします。

特にミュージックビデオが好きな人、Amazonプライム会員の人なら絶対にAmazon Music Unlimitedですよ!

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