AirPodsのヘッドトラッキングとは?固定・オフ・ステレオを空間化の違い

2022/01/09

AirPodsの空間オーディオには、オフ、固定、ヘッドトラッキングという切り替えがあります。さらにアプリや音源によっては「ステレオを空間化」と表示されるため、どれを選べばいいのか分かりにくいですよね。

先に結論を書くと、迷ったら固定がおすすめです。固定は音の広がりだけを使い、頭を動かしても音の位置が動きません。ライブ感や映画館のような動きを楽しみたい時だけ、ヘッドトラッキングを選ぶと失敗しにくいです。

オフ・固定・ヘッドトラッキングの違い

設定音の広がり頭の動きへの反応おすすめ場面
オフなしなし普通のステレオで聴きたい、違和感がある
固定ありなし音楽、YouTube、作業中のながら聴き
ヘッドトラッキングありあり映画、ライブ映像、FaceTime、没入感を出したい時

Apple公式のAirPodsユーザガイドでも、空間オーディオはオフ、固定、ヘッドトラッキングから選ぶ形で案内されています。オフは空間オーディオとヘッドトラッキングを両方切り、固定は空間オーディオだけをオン、ヘッドトラッキングは空間オーディオと頭の動きの追従を両方オンにする設定です。

参考: Apple Support: Control Spatial Audio and head tracking

ヘッドトラッキングとは

ヘッドトラッキングとは、AirPodsが頭の向きを検知して、音の位置を画面やデバイス側に残すように聞かせる機能です。たとえばiPhoneを正面に置いて映画を見ると、顔を少し横に向けた時に、音がiPhoneのある方向から聞こえるように感じます。

音楽でも使えますが、曲によってはボーカルの位置が動くように感じたり、歩きながらだと落ち着かなく感じたりします。そのため、音楽では固定、映像ではヘッドトラッキングという使い分けが分かりやすいです。

固定とは:一番使いやすい空間オーディオ設定

固定は、空間オーディオの広がりは使いながら、頭の動きには追従しない設定です。音場が少し広がる一方で、顔を動かしてもボーカルや効果音の位置が変わりにくいため、普段使いでは固定が一番扱いやすいです。

Apple Music、Spotify、YouTubeを移動中や作業中に聴くなら、まず固定から試してください。ヘッドトラッキングで気持ち悪い、音が左右に動いて集中できないと感じる場合も、固定にするとかなり落ち着きます。

ステレオを空間化とは

ステレオを空間化は、もともとDolby Atmosなどの空間オーディオ音源ではない普通のステレオ音源を、AirPods側で空間的に広げて聞かせる機能です。Apple MusicのDolby Atmos対応曲とは別物です。

つまり、表示の意味は大きく分けると次のようになります。

  • 空間オーディオ: 対応音源を立体的に再生する
  • ステレオを空間化: 普通のステレオ音源を空間的に広げる
  • ヘッドトラッキング: 頭の動きに合わせて音の位置も変える

SpotifyやYouTubeで「空間オーディオっぽく聞こえる」のは、多くの場合このステレオを空間化です。詳しくはSpotifyでAirPodsの空間オーディオ風に聴く設定YouTubeでAirPodsの空間オーディオを使う方法でも整理しています。

AirPodsで設定を切り替える場所

  1. AirPodsを耳に装着してiPhoneに接続します。
  2. コントロールセンターを開きます。
  3. 音量スライダーを長押しします。
  4. 右下の「空間オーディオ」または「ステレオを空間化」をタップします。
  5. オフ、固定、ヘッドトラッキングから選びます。

この設定はアプリごとに記憶されます。たとえばApple Musicで固定を選ぶと、次にApple Musicを使う時も固定が使われます。YouTubeやSpotifyでは別の設定になることがあります。

おすすめの使い分け

使い方おすすめ理由
Apple Musicで曲を聴く固定音の広がりと自然さのバランスが良い
Dolby Atmos対応曲を楽しむ固定 / ヘッドトラッキングじっくり聴く時だけヘッドトラッキングもあり
YouTubeを見る固定会話やBGMが動きすぎにくい
映画やライブ映像を見るヘッドトラッキング画面方向から音が来る感覚を楽しみやすい
歩きながら聴く固定 / オフ頭や体の動きで音が揺れる違和感を減らせる
気持ち悪い・酔う固定またはオフ音の位置が動く感覚を止められる

ヘッドトラッキングをオフにしたい時

そのアプリだけで切りたい場合は、コントロールセンターの音量スライダーから固定またはオフを選びます。すべてのアプリでヘッドトラッキングを使いたくない場合は、設定アプリからAirPodsのアクセシビリティ設定を確認します。

Apple公式案内では、iPhone全体でヘッドトラッキングを無効にする場合、設定 → アクセシビリティ → AirPods → 対象のAirPods → iPhoneに従うをオフにする手順が案内されています。

空間オーディオが効かない時の確認ポイント

  • 対応AirPodsを使っているか確認する
  • AirPodsを耳に装着した状態でコントロールセンターを開く
  • アプリや音源が空間オーディオ、またはステレオを空間化に対応しているか確認する
  • Apple Musicの場合はDolby Atmosの設定も確認する
  • AirPodsとiPhoneを再接続する

Apple MusicのDolby Atmos設定や対応イヤホンについては、Apple Music空間オーディオの設定と対応イヤホンで詳しく解説しています。

よくある質問

固定とヘッドトラッキングはどちらがおすすめ?

普段の音楽や動画なら固定がおすすめです。映画、ライブ映像、FaceTimeなど、画面の方向と音の位置を合わせたい時だけヘッドトラッキングを使うと分かりやすいです。

ヘッドトラッキングは音質が良くなる機能?

音質そのものを上げる機能ではありません。音の位置や広がりの感じ方を変える機能です。音質を整えたい場合は、AirPods Proの音質を向上する設定Apple Musicイコライザーおすすめ設定を確認してください。

ステレオを空間化はオンにした方がいい?

好みで選んで大丈夫です。音が広がって楽しく感じるならオン、ボーカルが遠く感じる・音が不自然に感じるならオフか固定に戻すのがおすすめです。

まとめ

AirPodsのヘッドトラッキングは、空間オーディオに頭の動きを加える機能です。迷ったら固定、違和感があるならオフ、映画やライブ感を楽しみたい時だけヘッドトラッキング、と覚えると使い分けやすくなります。

Apple MusicでDolby Atmos対応曲を聴く場合は、Apple Music空間オーディオの設定も合わせて確認しておきましょう。

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