空間オーディオ向きのSONY WF-1000XM3が超お買い得になってる
後継機種が発売された後も、現役機種として併売されている完全ワイヤレスイヤホン、WF-1000XM3 が超お買い得です。
今でも充分にハイエンドな性能ですし、この音質で2万円を切っているなら、他の製品を検討する必要はないですよ。
SONY WF-1000XM3が超お買い得
新機種が発売された後も、旧機種を値下げして下位機種として併売を続ける製品が増えていますね。
iPhoneもそうで、旧機種が値下げされて販売が継続しています。
SONYもミラーレス一眼カメラα7シリーズや、高級コンパクトデジタルカメラRX-100シリーズではそうしています。最新機種じゃなくても十分な性能なので、安く買えるのならその方がありがたいという人も多いはず。
完全ワイヤレスイヤホンでも、同様の販売継続が行われています。
現在の最新機種はWF-1000XM4ですが、一世代前のフラッグシップ機WF-1000XM3が超お買い得な値段で販売されています。
もちろん現行機種扱いなので、在庫限りの特価とかではありません。
最新機種やAirPods Proとの違い
一世代前の機種とは言っても、性能や音質は一級品です。
WF-1000XM3 | WF-1000XM4 | AirPods Pro | |
---|---|---|---|
連続再生時間 | 6時間 | 8時間 | 4.5時間 |
Bluetooth | Ver 5.0 | Ver 5.2 | Ver 5.0 |
対応コーデック | SBC, AAC | SBC, AAC, LDAC | SBC, AAC |
防水・防滴 | なし | IPX4 | IPX4 |
ノイズキャンセリング性能 | 4.2 | 5 | 4 |
高音質化技術 | DSEE HX | DSEE Extreme | なし |
重さ | 8.5g x2個 | 7.3g x2個 | 5.4g x2個 |
通話用マイク | 指向性マイク | 指向性マイク+骨伝導センサー | 指向性マイク |
スピーク・トゥ・チャット | なし | あり | なし |
空間オーディオ | 360 Reality Audio | 360 Reality Audio | Dolby Atmos |
発売日 | 2019年7月13日 | 2021年6月25日 | 2019年10月30日 |
WF-1000XM3 と M4 を比較すると、M4は少し小さくなって、バッテリーが長持ちするようになっています。
音質については、ワイヤレスでハイレゾが聴けるLDACは、iPhoneユーザーには関係ない話。
高音質化技術(アップスケーリング)は、M3 の DSEE HX と M4 の DSEE Extreme では、改善がありますが「全然違う!」と感じるような違いではないです。
M3 も高性能なドライバーを搭載していて、今でもトップクラスの高音質です。音楽を聴く道具という意味での音質は、AirPods Proとは比較にならないくらい良いです。
M3 と M4 の違いで大きいところは、ノイズキャンセリングの性能が大きく向上したことですね。M3 のノイズキャンセリングは、イヤーチップが自分にしっかり合っていればAirPods Proにちょっとだけ勝っているかな、という程度。M4 はグッと高性能になって、ヘッドホン型のノイズキャンセリングに匹敵するレベルですね。
あと、M4が搭載している「スピーク・トゥ・チャット」は便利で、使用中に自分が話し始めると、自動で外音取り込みモードになります。これはAirPods Proユーザーにとってもうらやましい機能。
というわけで、たしかにM4は改善されているんですけど、約10,000円の値段差を出す価値がある違いなのか?ですよね。
WF-1000XM3も充分に高性能
WF-1000XM4は、M3と比べて確かに洗練されていますが、M3もまだまだ一級品の高音質イヤホンです。
音楽を聴く道具としての音の良さは今も最高レベル。
DSEE HXによるアップスケーリングの音は、本当にハイレゾみたいな空気感になります。一瞬「空間オーディオの音?」って思うくらい広がりや空気感があります。
特に低音域の音が素晴らしくて、上質なスピーカーのウーファーが空気を振動させているような深さを感じます。アプリでこのイヤホンにイコライザーを設定できますが、低音を強調する「Clear Bass」という機能を使うと大迫力。
低音強調をウリにしているイヤホンの多くは、言っちゃ悪いけどズンドコが無理矢理感があって下品な製品が多いと個人的に思っているんですけど、そういうのとは比較にならない上質な低音になります。
実売価格で約10,000円も安いなら、M3はかなり魅力的ですよ。個人的には、知人には安く買えるM3を全力でお薦めしますね。
この音質と性能の完全ワイヤレスイヤホンが、2万円を切る価格で販売されているのなら、他の機種を検討する必要はありません。WF-1000XM3 を買いましょう!
空間オーディオに最適
WF-1000XM3はSONYの空間オーディオ「360 Reality Audio」に対応しています。
個人の耳に最適化された音源が聴けるサービスを使うと、ヘッドホンと同等の立体感を感じられて圧巻です。
個人の耳に最適化されていないサービスを使ったとしても、他社製のイヤホンに比べるとずっと心地良い立体音響になります。
旧機種を買っても大丈夫?
とはいっても、すでに次の機種が発売されて旧機種になっているWF-1000XM3を買っても大丈夫なの?って思いますよね。
問題ありません。
今も現役の現行機種ですので、必要があればファームウエアのアップデートも行われます。
SONYの自信の表れ
新機種であるWF-1000XM4を発売したとはいっても、M3も十分な性能があるんだという、SONYの自信の表れでしょうか。
実際、他社製品を見渡してみても、17,000円前後という同価格帯で WF-1000XM3 を超える製品って、多くは存在しないと思うんですよ。
値段を下げて、下位機種として旧機種の販売を継続するのは、ユーザーにとってありがたいことです。特にイヤホンはそうですね。
だって、リチウムイオン電池は粗悪品だと、何かのきっかけで爆発する可能性もあるんですよ。
耳に付けるものが突然爆発するかも、と想像したらゾッとします。
安全性は大切なので、安心の日本メーカー製品にしておくと良いのではないでしょうか。
音質その他の満足度も、同価格帯の他社製品よりずっと高いですよ。