iPhone 4S/iOS 5 のバッテリー問題(使わなくてもどんどん減ってしまう)の原因と完全解決方法
iPhone 4S のバッテリー問題の解決には、iCloud バックアップをオンにする前に、位置情報内のシステムサービスをオフにしておくと良いみたいです。既に問題が発生している場合は、USB接続で復元してから、設定アプリでスイッチをオンに切り替える順番に気を付けましょう。iCloud バックアップなど全ての機能を活用しつつ、バッテリー問題を解消できます。
たいていのトラブルはリセットだけで解決できる場合が多いので、こちらも参照してください。
https://iphone-lab.net/iphone-reset-to-keep-good-condition-187024/
【本文】
巷で騒がれている iPhone 4S / iOS 5 のバッテリー問題。全く使っていなくてもどんどんバッテリー残量が減ってしまって、ひどい場合は待ち受け時間が10時間くらいになってしまうという困った現象ですね。これでは実用性に大きな影響が出てしまいます。
僕の iPhone 4S (iOS 5.0でも5.0.1でも)では全くそんなことはなく、使っていない場合のバッテリー消費はだいたい1時間半で1%前後という状況でした。
ところがある日、突然バッテリーがガンガン減ってしまうという問題が発生しました!その早さは、全くiPhoneを使っていなくても1時間に8〜9%というとんでもないものでした。これでは、とてもじゃないけど出勤から帰宅まではもちません。
前日に行った変更は、
ことのみ。
すぐに iCloud バックアップをオフにしましたが、いったんこの問題が発生するとそれでは解決しないようです。
問題が発生してしまったときは、@donpy さんが報告しているとおり母艦とUSB接続して復元するのが有効です。
ガンガン減ってしまうことが無くなったことを確認して、もう一度 iCloud バックアップをオンにしたら、やはり使っていなくてもバッテリーが減ってしまう問題が再発しました。この状態になると、使用時間と起動時間がイコールになるんですね。
というわけで、僕の環境では iCloud バックアップをオンにすることが引き金になっているようです。
ここでふと疑問が湧きました。以前は iCloud バックアップをオンにしても、バッテリー問題は発生しませんでした。では何か別の原因がもう一つからんでいるということになります。
最近数週間で行った設定の変更は、11月中旬のアメリカ出張の時に
を全てオンにしたことでした。それでもバッテリー問題は発生しませんでしたので、帰国後もその設定のままで使っていたんです。
そしてなぜかオフになっていた iCloud バックアップをオンに切り替えたら問題が発生しました。
そこで、「iCloud バックアップ」と位置情報サービスの「システムサービス」を全てオフにして母艦にバックアップを取って、もう一度USB接続でiPhoneを復元して、オンにする順番を変えてみました。
まず iCloud バックアップをオンにしました。この時点ではシステムサービスは全部オフのままです。
その結果、バッテリー問題は全く発生しませんでした。
続いてシステムサービスも全部オンに切り替えましたが、全く問題なしです。
この結果から、僕の環境では
ということが解りました。オンにする順番を、iCloud バックアップが先になるように気をつけるだけで問題は発生しません。
【注意】これはあくまでも僕の環境の場合であって、他の設定との関係や利用しているアプリとの関係で結果が異なる可能性もあります。
既にバッテリー浪費問題が発生している場合の解決方法
- 位置情報サービスの中のシステムサービスを全部オフにして、母艦とUSB接続でiTunesにバックアップを取る。その前に設定のリセットなどは必要ないようです。
- USB接続で iPhone を復元をする。
- USB接続で同期(バックアップから復元)する。
という作業を試してみてください。これで、バッテリー問題は解決しつつ、アプリやネットワークの設定など使用環境は元通りになっているはずです。
iCloud バックアップを使う場合は、位置情報サービスの中のシステムサービスがオフであることを確認してからスイッチを切り替えてください。
これで問題が解決すると思います。
僕は iCloud バックアップをオンにした後、「コンパスの調整」だけオンにして使うことにしました。