Teslaが電気自動車の特許をオープンソース化
おー、カッチョイイ!
デザインもだけど、社長の心意気が。
米Tesla Motorsのイーロン・マスクCEOは6月12日(現地時間)、同社の電気自動車に関する特許をオープンソース化すると発表した。競合他社が同社の技術を使って電気自動車を製造しても特許侵害で訴えることはしないという。
(ITmedia)
Tesla Motorsは、走行性能・航続距離ともに素晴らしいとされる完全電気駆動のスポーツカーを販売しているメーカーですが、“本当の競合相手はガソリン車だ”として同社の持つ電気自動車関連の特許をオープンソース化するそうです。
実用性の高い電気自動車が量産されて、一気に普及する可能性がありますし、素晴らしい取り組みですね。
電気自動車はそれ自体が排気ガスを出さないので、環境にやさしいとされていますが、一つだけ冷静に考える必要があります。
充電するための電気はどうやって作られているか?
これはなかなか重大な問題で、火力発電で化石燃料を燃やして作った電気なら、トータルで見ると全然環境にやさしくないわけです。エネルギー問題というのは、車単体ののようなミクロな視点では何も語れませんので、しっかり全体像を見渡して判断しなくてはいないんですね。
化石燃料を使わず、環境負荷の小さい発電方法が普及してからが、電気自動車の本領発揮となります。そんなに遠くない未来にそれが実現されることに期待して、実用的で低価格な電気自動車が普及する可能性を後押しする“特許のオープンソース化”を歓迎したいです。お金持ちになれたら、次に買うのは Tesla にしたいですね。個人的に。
僕は現在、10年を超えた Mazda RX-8 に乗っていますが、できればこれを自分が乗る最後のガソリン車にしたいと思っています。いや、若い頃に乗ってた Honda Beat も最後のガソリン車にするつもりだったんですけど、期待していたほど技術の進歩が早くなかった。Back to the Future だと来年には車が空を飛んでるはずだし、僕らが子供の頃に想像していた21世紀ってはるか遠い未来だったような気が…