イザという時に焦らない。紛失したiPhoneを遠隔操作で初期化する

2011/02/14

もし iPhone を紛失してしまったり、盗難にあってしまった場合、保存しているデータを悪用される可能性があります。それを防ぐために、iPhone には標準で遠隔操作による初期化(全データの消去)ができる機能が搭載されています。

iPhoneのデータが悪用されたら

engadget日本版に、iPhone を紛失して万が一悪意のある人物に渡ってしまった場合、どんなことが起きるか書いてありました。

大事な大事なiPhoneをどこかで無くしてしまったとします。そして悪い人の手に渡ってしまいました。このとき、iPhoneを手に入れた人はどれだけ秘密の情報を抜き取ることができるのでしょうか。フラウンホーファー研究機構のセキュリティ研究者が行った分析によれば、たとえばMS ExchangeやLDAPのアカウントとパスワード、VPNやWiFiで設定したパスワード、そしてアップル標準の仕組みを利用しなかったアプリのパスワードなどが漏洩するとのこと。

引用元: 動画:iPhoneを落とすと、パスワードも漏れる. 怖いですね〜。

iPhoneを探すは常にオン

念のため、iPhone を遠隔操作で初期化することもできる「iPhoneを探す」機能をセットしておきましょう。以前は有料の MobileMe ユーザーのみが使えた機能ですが、現在はApple IDを持つ全ユーザーが iCloud を使って無料で利用可能になっています。 設定アプリを開いて、MobileMe iCloud のアカウントを設定して「iPhoneを探す」をオンにするだけという簡単設定です。

iPhone を使いはじめるときに、おそらく全てのユーザーが Apple ID を設定していると思います。アプリのダウンロードなどで必須ですからね。

iCloud のアカウントには、Apple ID として登録したメールアドレスとパスワードがそのまま使われますので、それを入力します。

iPhoneを探すの動作を確認

設定が完了したら、Webブラウザから iCloud にアクセスして、「iPhoneを探す」から自分の iPhone を選択します。

「連絡をください」といったメッセージを送って自分の iPhone に表示させることもできますので、親切な人が拾ってくれていたら無事に帰ってくることになると思いますが、心配なら「ワイプ…」を選択して遠隔操作で自分のiPhoneを初期化します。

これで紛失したiPhoneに保存されていたデータ(住所録・メール・LINEのメッセージ・写真など)が全て消去されて、iPhoneを購入した直後の工場出荷状態にできます。大切な個人情報の流出を防げますね。

もしものために

iPhone は個人情報の塊で、紛失時には自分の情報が悪用されるだけではなく、もしかしたら大切な家族や知人にも迷惑をかけしてしまう可能性もありますので、「iPhoneを探す」機能は必ずオンにして使いたいですね。