BBEの技術でiPhoneの音楽がパワフルに変身するエンハンサーアプリ、SonicMax/SonicMax Pro
iPhone で音楽を聴いているユーザーのほとんどは、AACやMP3といった圧縮音源を利用しているのではないかと思います。
CDに比べると、圧縮音源では音に力がないというか、厚みにかける印象になってしまいがちですが、SonicMax/SonicMax Pro を使うと BBE の技術でとても豊かな音質にエンハンス(向上)してくれます。
イコライザーとは違うBBEの技術
単にイコライザーでブーストするのとは違って、高音域に対して中・低音域を遅らせるなど音に立体感や臨場感が出るように工夫されているそうです。
便利なプリセット
イヤホン向け、ヘッドホン向け、外部スピーカー向けなど、プリセットが用意されているので、自分が使う機器に合わせて選択するだけで、ハッキリと音質の変化を体感できます。
どのプリセットを選んでも、派手めでわかりやすい調整がされているので、iPhone付属品イヤホンなど安価なものでも音に厚みが出たことを実感できます。
特に低音域の迫力向上は特筆もので、ズンドコ重低音が好みなら惚れぼれすること確実です。
が、低音域の迫力に比べるとボーカル域は薄い感じで、ボーカルがちょっとだけ遠くにいる様な印象になります。
音質の詳細な設定が可能
Pro版はプリセットに加えて、独自に調整した設定を3種類保存することができます。
調整は
Lo Contour: 低音域の厚みを調整
BBE Process: 高音域と中・低音域の位相差、つまり鮮明さや透明感を調整
iSet: 中音域(ボーカルなど)が最も明瞭になるように調整
Sound Field: 音場(奥行き感)の調整
Mach3 Bass: 低音域のアタック(パンチの効き具合)の調整
Mach3 Gain: 低音域の力強さを調整
という6つのパラメータでトコトン追い込めます(Pro版のみ)。画面左下の黒いスイッチで効果のオン/オフを切り替えることができますので、ノーマルの音質と比べながら調整できるのは便利です。
ダイヤルアイコンを回してもいいし、右側の緑のバーを上下させても調整できます。
調整は強める・弱めるというものではなく、自分が聴く音楽と相性が良いところを探すという感じにします。やり過ぎると人工的で「やっちまった感」の激しい音になるので慎重に。
音楽プレーヤーとしても優秀
iPhone純正のミュージックアプリからプレイリストを読みこむこともできますし、音楽プレイヤーとしても使い勝手が良いと思います。
(音質向上アプリの特集記事もご参照ください。)
手持ちのイヤホンやヘッドホンでお手軽に、最小限の出費で音質の向上をしたい人にオススメです。
一つ注意点として、iTunes Storeなどで購入したDRMのかかった曲は再生できません。
SonicMax 1.0(¥170)
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥170(掲載時)
サイズ: 4.7 MB
販売元: BBE Sound, Inc. – Thirsty Boy
リリース日: 2012/04/26
SonicMax Pro 1.1(¥450)
カテゴリ: ミュージック
価格: ¥450(掲載時)
サイズ: 4.1 MB
販売元: BBE Sound, Inc. – Thirsty Boy
リリース日: 2011/11/15