犬と会話が楽しめるバウリンガルがiPhoneアプリに!「バウリンガルfor iPhone」

2010/11/11

犬の鳴き声を分析して人間の言葉で表示する犬語翻訳機「バウリンガル」が、手軽に使えるiPhoneアプリになりました。

バウリンガルって何?

バウリンガルは、2002年9月に株式会社タカラトミー(当時は株式会社タカラ)から発売されて、国内外で約30万台を出荷する大ヒットとなった犬語翻訳機です。

イグノーベル賞の「平和賞」を受賞したことでも話題となりました。イグノーベル賞というのは、有名なノーベル賞のパロディ版で、「人々を笑わせ、そして考えさせてくれる研究」に対して与えられるものです。ある意味、本家ノーベル賞より価値があるかも。

iPhone版バウリンガルについて

iPhone版アプリでは、本家バウリンガルの「ボイス翻訳」機能はもちろん、翻訳結果を方言で表示できる辞書を追加し、愛犬とのコミュニケーションツールの楽しみをさらに広げました。

さらにiPhoneの特徴を活かしたtwitterとの連携機能を追加して、愛犬家同士のコミュニケーションも楽しめるようになりました。

今後も、辞書機能で利用できるさまざまな地方の方言や、“ギャル言葉”など個性豊かなキャラクターの表現を用いた辞書の追加を予定するほか、愛犬家の皆様に喜んでいただける機能の実現を目指しているとのこと。

【追記】とても楽しいアプリでしたが、残念ながら販売を終了しています。

バウリンガル for iPhone
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: ¥120 (掲載時)
販売元: Index Corporation

アプリの特徴

■「ボイス翻訳機能」

・翻訳機能

犬の鳴き声をリアルタイムに声紋分析し、犬の気持ちを文字で表示する「翻訳機能」です。犬の鳴き声を「楽しい」「悲しい」などの6 種類の感情に分類して、人間の言葉に翻訳して表示します。犬種を設定することで翻訳の精度が高まります。

・辞書機能

お好みによって、翻訳結果を土佐風味(土佐弁風)や関西風味(関西弁風)、オス言葉やメス言葉で表示可能です。スペシャル辞書「犬の道」は、犬の鳴きまねをした人間の音声を判断し、犬の気持ちとして変換して文字を表示する、犬を飼っていない方にもお楽しみいただけるコンテンツです。辞書は順次追加する計画です。

■Twitter と連携させた「バウイッター機能」

「バウリンガルfor iPhone」ならではの機能として、Twitter アカウントと連携させることで、「翻訳機能」を使って翻訳した愛犬のメッセージを投稿したり、飼い主から返信したりすることができる「バウイッター機能」を搭載しています(*2)。投稿・返信内容は「バウイッター」上に愛犬とセットで表示されます。また、「バウイッター機能」では「バウリンガルfor iPhone」を利用している他の愛犬と飼い主の投稿・返信を閲覧したり、直接フォローすることができ、愛犬家同士のコミュニケーションが広がります。
(*2:愛犬と飼い主、それぞれのTwitter アカウントが必要です。)

バウリンガル for iPhone
カテゴリ: ソーシャルネットワーキング
価格: ¥120 (掲載時)
販売元: Index Corporation

本家とアプリのバウリンガルを使ってみて

初代バウリンガルやバウリンガルボイスは、通信販売などで安くなっていても1万円くらいしていて、ちょっとしたお遊び的に購入するにはかなり勇気が必要でしたので、面白そうだから「欲しいっ!」と思っても実際には購入できずにいた人が多かったのでないでしょうか。ぼくは勢いで買っちゃいましたけどね…

それがアプリの正規の値段でも450円と、本家バウリンガルの通販で値引きされた価格のさらに1/20以下です。安いっ!

キャンペーン価格などでさらに安くなることもあります。この記事の投稿時の価格はなんと120円。ほんのジョークとして使うにしても、気軽に買えちゃう金額ですよね。「犬と話せるといいのになぁ」と一度でも考えたことがあるなら、迷わず買っちゃいましょう!

ちょっと残念なのは、いったん iPhone を使ってワンちゃんの音声を録音して、その声を使って翻訳が行われるという仕組みになっているので、本家バウリンガルやバウリンガルボイスのようなリアルタイム翻訳とは使い勝手が違います。ややテンポが悪い感じ。

また、本家バウリンガルやバウリンガルボイスは犬の喉元に取り付けて、マイクもその前提で作られているためか比較的精度よく「犬の気持ち」を教えてくれるという感じがしますが、アプリ版は iPhone のマイクを通じて録音するためか精度があんまりよくない印象です。ここでちょっと高いバウリンガルボイスを買っちまった人間としては、それが無駄な買い物ではなかったと安堵します。

また、うちのワンコの場合、録音しようとして近づくと声を出すのをやめて“いい子アピール”を始めたりするので、タイミングよく録音するのがちょっと難しいです。

愛犬との新しいコミュニケーションとして、また、ペットのいる生活を充実させる癒しの道具としてとても期待できますので、今後も改良を続けていって欲しいな〜と思います。

どうせなら、このアプリと連携して動作する Bluetooth 接続の専用マイクを販売したらいいのに。マジで。僕は絶対に買いますよ、そのマイク。