WordPressで1秒切り!目を疑う高速表示の設定はこれだ!1時間で5万PVでも大丈夫
先日、Yahoo! ニュースからリンクして頂いたのを切っ掛けに、大量アクセスがありました。いつもは後で気がつくんですけど、たまたま Google Analytics のリアルタイム画面を開いたらその直前にアクセスが爆発していました。通称「Yahoo!爆弾」ってヤツですね。
【追記】現在はコアウェブバイタル対応を完璧にするため、もっとモダンな設定にしています。
iPhone 研究室は WordPress で運営していますが、全く動じないでこの大量アクセスをこなしてくれました。
11時半頃にリンクがあったみたいなんですけど、世の中がお昼休みに入った12時頃から更にアクセスが倍増しました。
だいたい、11時半から12時までの30分で2万ページビュー(PV)、12時から13時までの1時間だけで5万PV位の大量アクセスになりました。
新型iPhoneに関する噂という記事からのリンクだったので、興味をそそられた方が沢山いらしたようです。
これだけのアクセスがあってもサーバーが落ちないどころか、表示速度も特に低下しませんでした。
☆Wordpressをどんな設定にしていたか
サーバー: Sixcore
キャッシュ系プラグイン:
- W3 Total Cache
- 001 Prime Strategy Translate Accelerator
- DB Cache Reloaded Fix
利用サービス: ClaudFlare
Sixcore
WordPressを動かすなら、最強のレンタルサーバーです。ここで不満があるなら専用サーバーを用意するしかありません。
W3 Total Cache
色々試してきたけど、最も高い効果を発揮してくれます。
001 Prime Strategy Translate Accelerator
英語以外のWordpressでは、MOファイルと呼ばれる翻訳ファイルの処理に時間をとられていますが、その内容をキャッシュしてくれるので高速化に大きな貢献をします。
同様の目的のプラグインとして、MO Cache というとてもストレートな名前のものもありますが、Object Cache も同時に使う必要があります。W3 Total Cache には Object Cache の機能もあるのですが、共有サーバーで使用すると逆に負荷が大きくなる場合があるので、使わない方が良いかもしれないとも言われています。僕は使っていません。
WP File Cache という Object Chace 機能のプラグインもありますが、ずいぶんと長いこと更新されていないので、僕は使いたくないな〜と思います。
この 001 Prime Strategy Translate Accelerator は、独自にキャッシュするのでオブジェクトキャッシュを別途用意する必要がありません。
ClaudFlare
gori.me さんが「表示速度を劇的に向上する、無料のCDNサーバー「CloudFlare」は導入必須だ!!」と仰ってましたので、僕も導入してみたんですけど、確かに必須ですな。
サーバー側の負荷が減るし、読み込み速度が圧倒的に速くなります。
☆で、ホントに1秒切ってるの?
GTMetrix というページ表示速度計測サービスで見ると、以下の結果です。
0.79秒〜0.83秒。3回計測してこの結果なので、会心の一撃的なマグレというわけではなさそうです。
☆W3 Total Cache の設定
General Settings のところで、
- Page cache
- Browser Cache
- CloudFlare
をだけをオンにしています。
次に、Browser Cache の設定で、
- Set expires header
- Set cache control header
- Set entity tag (eTag)
- Set W3 Total Cache header
- Enable HTTP (gzip) compression
- Prevent caching of objects after settings change
にチェックを入れてあります。
ClaudFlare の設定は、gori.me さんの「ページの読み込み速度を劇的に改善!CloudFlareとW3 Total Cacheを組み合わせて高速化する方法」に従って、
- Security Levelは「Medium
- Rocket Loaderは「Automatic」
- Minificationは「CSS, Javascript, and HTML」
にしてあります。
001 Prime Strategy Translate Accelerator と DB Cache Reloaded Fix は、インストールして有効化しただけでは機能しません。設定画面で「キャッシュを有効にする」というチェックをオンにするのをお忘れ無く。
☆おわりに
表示が速いことは良いことだ。
WordPress を使っているブロガーの皆さんの参考になりましたら嬉しいです。
たぶん、プラグインの設定と ClaudFlare を同様にして頂ければ、サーバーが Sixcore じゃなくても高速化は期待できると思います。
それにしても gory.me さんの情報にはお世話になりました。お目にかかる機会があれば、ご飯をおごらせてください。