外出時におすすめな低価格帯の高音質イヤホン – 純正EarPodsからのステップアップにどうぞ

2014/06/27

出かけている時にもiPhoneで音楽を聴く機会が多いのではないでしょうか。

せっかくならいい音で音楽を楽しみたいけれど、オーディオマニアではないのであんまり高いイヤホンは買いたくない…

ちょっと前なら数万円出さないと手に入らなかったような高音質なイヤホンが、今ではとても手軽な金額で買えるようになったので紹介します。

earpods

はじめに

独特な形をしているApple純正EarPodsは、音像に立体感があって低域に量感もあり、なかなか音楽を楽しませてくれます。高めのイヤフォンを持っていても、時々これを使おうかなぁと思うくらいにちょっと変わった魅力があります。数万円クラスの高級機に比べたら、音の解像度が少し劣るもののそれ以外ではかなり優秀と言えると思います。

でも、周囲の音を遮断して、ボリュームを上げすぎなくてもしっかり聞こえるカナル型イヤホンは、電車やバスに乗っているときなど外出時に重宝します。(ただし、歩行中の使用はやめましょう。車や自転車の接近に気がつかないなど、危険な場合があります。特に女性の皆さんは、悪意のある人物が後方から接近していることに気づかないと、ひったくりや猥褻事件の被害に遭う可能性が高まりますので、歩いているときに音楽を聴くのはやめましょう。)

あんまりお金をかけたくないけど、どうせ買うならいい音が聴きたいと思うのが一般的なユーザーの心理というもの。Amazonの価格で5千円くらいを目処に、“外出時に使う”ことを前提に個人的おすすめ品をまとめてみました。

ちなみに僕は、低音が強調されすぎている製品はあんまり好きじゃありません。

以下、おすすめ順に並べていきます。

SONY XBA-10

低価格なBA(バランスド・アーマチュア)ドライバーを使ったカナル型イヤホン。BAドライバーの製品も、以前に比べてだいぶ安くなってきていますが、ソニー入魂のXBAシリーズはコスパがいいです。このレベルの音質のBAドライバー製品って、数年前は数万円出さないと手に入らなかったと思います。

解像感のあるBAらしい音で、音の情報が豊かだと感じつつ、どの音域にも癖のない素直な感じが好印象。耳にしっかり合っているイヤピースを使えば、低音の量感も十分。

コスパ最強と言われるSONY XBA-C10との違いは、主にコードですね。XBA-C10のコードはタッチノイズが多くて、ちょっと動くと衣服とこすれるゴソゴソという音がうるさいので、外出時の利用には向きません。付属のクリップを使って衣服に固定しても、僕にはかなり気になるレベル。

XBA-10のコードは少し平たい献上になっていますが、これが功を奏してかタッチノイズが少なくて、外出時の使用でもあんまり不快に感じません。この差は小さいようで、長く使っていると大きな差になります。付属のクリップを使って衣服に固定すれば、タッチノイズはかなり抑えられます。

音像の立体感も、Cが付かないXBA-10の方が良いと感じます。値段差もそんなに大きくないので、どちらか迷うならXBA-10をオススメします。

audio-technica ATH-IM50

BAドライバーの人気が高まっている現在にあって、ダイナミックドライバーの良さをこれでもかと感じさせてくれます。縦にも横にも広がりを感じる立体感のある音で、上等なステレオのスピーカーで聴いているみたいなワクワク感があります。

音の情報がとても豊かで、演奏現場の雰囲気を感じられるような印象がある心地よさ。ホントに5千円ちょっとでいいのか?と言いたくなるくらい、どのジャンルの音楽を聴いても「いいね〜」と感じます。

ケーブルを耳の上から後ろに回す通称“シュアがけ”する形状なので、ケーブルのタッチノイズが少なくて快適に使えます。しかも、5,000円前後の低価格帯イヤホンとしては珍しく、断線した場合にはケーブルだけ交換(リケーブル)して長く愛用できる作りになっています。とは言っても、ケーブルの値段が3,500円くらいなのでビミョーな雰囲気ですが…

個人的には低音が強調されすぎていると感じますが、屋外では低音域が聞こえにくくなりがちなので、外で使うことを前提にすればこの方が良いのかも。

この音質の製品がこの値段で買えるんですから、特別なこだわりがないなら他の製品を検討する必要は無いでしょうと思うくらいお薦めです。

中間まとめ

はっきり言って、上記2つから選んでおけば間違いないです。これ以上“いい音”を求めたら、2万円超えの製品に手を出すことになりますね。あくまでも個人的な感想ですが、2万円未満の製品では、この2つ以上に明らかな満足感というのは感じにくいと思います。

以下は、若干値段が高いなど、いい音を聞かせてくれるんだけれど上記2つほどにはオススメしない製品です。

Etymotic Research HF5

音質は文句なしに素晴らしい。8千円ちょっと出す気があるなら絶対におすすめ。BAドライバーらしい解像感と、音の情報の多さは特筆です。

問題は、独特な形のイヤーチップに馴染めないと全く音質を楽しめないことと、デザインに残念感が…

しっかりと耳に装着すると、周囲の音が全くと言っていいほど聞こえない遮音性は、音楽に没頭するには長所なんですけど、歩いている時に使うのは危険だと思います。

ケーブルのタッチノイズがやや大きめなのも気になりますね。

Apple In-ear Headphones with Remote and Mic

BAドライバーを2基搭載して1万円切ってるとか、サードパーティ泣かせのApple製イヤホン。素直な音質が好印象で、「5千円くらい」にこだわらないならかなりお勧めです。低音域があんまり強調されていないので、個人的にはかなり好みな設定の音です。どんなジャンルの音楽でも、そつなくこなせる優等生という感じの音です。そのかわり、特徴と言えるような個性はないわけですが。

EarPods同様にリモコンとマイクがついてるのも便利ですね。ただ、EarPods ほどには水滴やホコリに強いわけではないようです。通話ができるのはありがたいのですが、耳に装着した状態でしゃべると自分の声がガンガン聞こえてとても不自然に感じます。これはカナル式の宿命なので仕方がないのですけどね。

Philips SHE9710シリーズ

安いのにいい音といえばこれ!ってくらい、定番のイヤホン。

低音域がだいぶ盛られてて、わかりやすい音作り。中音域や高音域もしっかり鳴っているので、ほんとに値段の割にいい音を聴かせてくれますが、audio-technica ATH-IM50 が5千円ちょっとで買える今となっては、これを選ぶ理由はないでしょう。

というか、カナル型じゃきゃどうしてもダメ、という理由がないかぎりEarPodsでいいでしょ。遮音性がないことを除けば、純正EarPodsの方が臨場感も解像感も上です(きっぱり)。EarPodsってそれくらい優秀なんですよ、実は。

おわりに

実は最近、外出時に使うなら、5千円クラスのもので十分だな〜と思ってます。それなりに高い製品も持っているんですが、周囲の音とか余計なものがある環境で、そこまで微妙な音質の差に拘る必要はないかな、と。しかもオススメの2製品は、数年前は数万円しただろうと感じるくらいの高音質ですので、満足感も犠牲にしません。

それから、家にいるときはオーバーヘッド型のヘッドホンを使えばいいよね、と思うんですよ。オーバーヘッド型は、2万円程度で十分いい音が聞ける製品がたくさんありますので、3万円以上出してカナル型の高音質製品に手を出すこともないかな〜。

アプリで高音質化

少しでもいい音で音楽を楽しみたいと思ったら、ヘッドホン/イヤホンを良い物・好みに合うものに変更するのがベストですが、音質を改善・向上するためのアプリの効果も侮れません。

今回紹介した低価格帯イヤホンに高音質化アプリを加えるだけで、高性能な外部アンプなど高額な出費をしなくてもかなりの満足感が得られるようになると思いますので、こちらの記事を合わせてご覧ください。

【特集】
https://iphone-lab.net/sound-enhancer-apps-199628/