アプリ内課金とか親側で対策と教育が必要だよね→ ゲームをダウンロードしすぎて課金されまくった少年が首つり自殺 – GIGAZINE
ゲームをダウンロードしすぎて課金されまくった少年が首つり自殺 – GIGAZINE.
イギリスに住む13歳の少年Henry Tattersall君が、自宅の寝室で首をつって自殺しているのが発見されました。Tattersall君は首をつる直前に、以前ダウンロードしたXbox 360のゲームの請求額について母親から怒られたところだった、とのことです。

子供がついつい使いすぎて、突然の高額請求に驚いた親が激怒するという話は、アプリ内課金やダウンロードコンテンツで始まった話ではなくて、携帯のパケット料金等過去にも様々な形で問題になっていますね。
共通する特徴は、一回あたりの金額が小さいことで使うことに対する精神的な障壁が低いので、「大金を使っている」という意識や後ろめたさ・罪悪感のようなものがあんまりないというか、気づきにくいという点が上げられる様な気がします。
たぶん今は、高校生くらいになったらスマートフォンを使っているのはごく普通のことになっているので、課金の仕組み等お金がかかること、スマートフォンにも維持費が必要なこと、その金額がいくらなのか、といったことをしっかり子供さんに伝えるという最低限の“教育”をする必要がありますよね。
その上で、悲劇を未然に防ぐために親側で対策をする必要もあると思います。
【方法1】プリペイドカード方式
- Apple ID や Google アカウントは子供専用のものを使用する
- 毎月プリペイド式のiTunes CardやGoogle Playカードを購入して、子供自身に入金の作業をさせる
- 使い切っても、翌月までは絶対に追加しない
という方法がおすすめですね。
手元に現金が無くても、何かを購入できる権利というのはお金と全く同じ性質のものであること、そしてそれを自分自身で管理することを学ばせることができる良いきっかけになるのではないでしょうか。
毎月カードを買ってあげるのはめんどくさいという場合は、次の方法もあります。
【方法2】アローアンスの利用
- Apple IDは子供専用のものを使用する
- iTunesでアローアンスを設定する
- パソコンでiTunesを起動
- iTunes Storeを表示させる
- 右側にある「ナビリンク」から「iTunes ギフトを贈る」をクリック
- 表示されるウインドーの下側にある「ギフトの詳細>」をクリック
- 「アローアンス」の所までスクロールして「アローアンスを設定する>」をクリック
- 自分のApple IDのパスワードを入力
- 子供のアカウントに毎月チャージする金額を設定する
- チャージした金額を使い切っても、翌月までは絶対に追加しない
アローアンスというのは、毎月決まった金額を指定のアカウントにチャージする機能です。これを使えば、子供が使用できる金額に上限を設定するとこが簡単にできます。
月々のお小遣いと、アローアンスをいくらにするかは、子供さんも含めてしっかり家族で話し合って決めるのが良いと思います。
Androidでも同様の機能があるかもしれませんが、調べていないのでわかりません。
【大切なことは】
ダウンロード購入やアプリ内課金システムというのは、今後当然使っていく仕組みになります。子供たちもいずれは自分で収入を得て、生活をしていくことになるのですから、お金をキチンと管理するという感覚を身につけさせることが必要ではないでしょうか。
無制限に使いすぎる事例が発生するからといって、仕組みがダメだということではないと思うんですよ。
むしろ、世の中の仕組みを学ばせる、教育の機会だととらえて取り組むことが大切ではないでしょうか。