あなたの大切なiPhoneが危険に晒されないために、最低限守りたいこと

2010/08/05

これは架空の物語。Webサイト経由で脱獄できる方法を、無責任に紹介している人があまりに多いので注意喚起として創造しました。あなたのiPhoneも、あなた自身も何らかの危険にさらされないように、最低限気をつけて欲しいことが書いてあります。


いつも iPhone で楽しんでいる Twitter。ある日、知らない人から mention (@あなたのアカウント) が届きました。内容は

アンケートにご協力ください。

の一言+短縮URLだけ。
何だかよくわかんないけど、とりあえず短縮URLをタップ。すると、すぐに画面が表示されました。

あなたは iPhone ユーザーですか?
「はい」「いいえ」

何も迷わずに「はい」をタップ。ま、実は「いいえ」をタップしても同じ結果になるんですけどね。

何かが進行中であることをイメージさせるアイコンが表示されて、そのまま終了。

はて?何だったんだろう。

変だなぁとは思ったものの、特に気に止めることなくあなたは日常の生活へ。それから数カ月が過ぎました。

アンケートの事なんかすっかり忘却の彼方へ。ただ、最近はちょっとバッテリーの保ちが悪いなぁなんて思っていました。

ある日、あなたの元へ警察官が訪れました。

「ちょっとお話を伺いたいので、署までご同行願えませんか?」

やましい事なんてした覚えはないので、何も心配などしないで警察署へ。ところが、あなたに対する尋問が始まったのです。容疑は「サイバーテロ」。

そう、あなたの iPhone は誰かに乗っ取られていて、24時間様々な犯罪の足場に使われ続けていたのです。


iPhone を携帯電話・スマートフォンとして利用している人が大部分ですが、その中身は UNIX ベースの OS が稼働している超小型のコンピューターです。しかも、24時間無線でインターネットに繋がります。悪意のある人物に乗っ取られてしまったら、恐ろしいことが起こるかもしれません。そして、とても簡単に iPhone を乗っ取ることも可能な方法が存在するのも事実です

知らないうちに、あなたの大切な iPhone が犯罪などに使われてしまわないように、最低限守って頂きたいことがあります。

信用できるリンク・ファイルしかタップしない。

知らない人から送られてきたリンクやファイルを開くなんて、絶対にしてはいけません。上記の例では Twitter の mention ということにしましたが、E-メールやLINEなどのメッセージサービスでも同じことです。また、Webで見つけたアヤシイ情報なんかも、興味本位でタップするなんてもっての外です。

iPhone はコミュニケーションの道具としてとても優秀で、友人・知人との人間関係を加速することをしっかり助けてくれます。だからこそ、パソコンの利用よりずっと、知らない人からのメッセージやアヤシさの漂う情報には警戒しましょう。場合によっては、iPhone を通してあなたとつながってくれている大切な人達にまで迷惑がかかる可能性があります。

【追記】
セキュリティを強化するためのアップデート、iOS 4.0.2 が公開されています。できるだけ早くインストールしましょう。インストール後も、信用できるファイル・リンク以外はタップしないという基本的な注意点は守りましょう。